幸橋
幸橋は別名オランダ橋と呼ばれる、鏡川に架かる石造単アーチ橋です。
幸橋(さいわいばし) Oranda-Bashi
所在地:長崎県平戸市岩の上町1508-3
石造単アーチ橋
橋長:19.26m
幅員:5.12m
架橋:元禄15年(1702年)
国重要文化財指定:昭和53年(1978年)
現在の橋は昭和59年(1984年)に全面解体して改修復元されました。同時に幸橋御門も復元されました。
1669年にはここには木橋架けられていました。三十代藩主雄香公の命で元禄15年(1702年)に、現在の石橋に架け替えられました。かつてオラダンダ商館を築造に携わった石工が、石造倉庫の技法を地元の石工達に伝授して造られたといわれています。これが別名「オランダ橋」と呼ばれる由来となっているそうです。
幸橋
当初、ここに架けられていた橋は木橋(1669年設置)であったが、1702年(元禄15年)、石橋に掛け替えられた。かつてオランダ商館が築造した、石造倉庫の技法によって造られたといわれており、これが「オランダ橋」の別称の由来となっている。 平戸市教育委員会(現地案内板より)
幸橋御門
正徳5年(1715年)に、亀岡城再築城の際に造られた門を昭和59年(1984年)に復元したものです。
橋の右手に幸橋御門があります。
橋の左手手前に川に降りる石段があります。
オランダ船の船首飾り
平戸に入港したオランダ船のマスト(船の先端)にはオランダ人を象った木彫りの像が飾られていました。それを模して作った、笛を吹いてるオランダ人の陶製の人形です。
オランダ船の船首飾り
こちらは笛を持っています。
石の祠
石碑
オランダ船錨
平戸市役所から、幸橋へ行く途中にあります。
16世紀後半から17世紀初頭の平戸は、ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリスなどの貿易船が来航し、海外貿易の中心地であり、西の都とよばれるほどに繁栄を極めた。大型の錨は1952年(昭和27年)に川内港から引き揚げられたもので、松浦史料博物館に展示されているオランダ船錨(県指定文化財)ともよく似ており、海外貿易で栄えた平戸を実証する資料である。小型の錨は1956年(昭和31年)に平戸瀬戸で引き揚げられたものである。
なお、一緒に展示している方柱状の石材は、平戸の最南端に位置する宮の浦港から引き揚げられた中国船の碇石です。 平戸市教育委員会(現地案内板より)
幸橋に平行して架かる橋です。