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オランダ公園

平戸観光資料館に登っていく坂の途中にある公園です。

オランダ公園1

平戸観光資料館へ上る坂道を途中で右手に曲がって上っていったところにあります。平戸和蘭商館跡や日蘭親交記念碑などがあります。

オランダ公園2

オランダ公園9

平戸和蘭商館跡

1609年、2隻のオランダ船が平戸に来航した。時の領主松浦鎮信(法印)のあっせんによって、家康、ついで秀忠に謁見したオランダの使節は、商館の設置と貿易の許可を得、平戸オランダ商館が設置された。当初、平戸商館はオランダ勢力の「東インド」における活動を支える拠点としての機能を期待されたためか、食料や武器などを調達する機能が優先されていたと考えられる。1610年代には大砲の修理などが平戸でおこなわれ、武器や食糧、また傭兵としての日本人がオランダ船に乗って東南アジアへと渡ったのである。
 やがて、タイオワン事件を契機として、平戸オランダ商館は日本との貿易に重きをおくようになり、1630年代後半からは貿易額、あるいは取引額は飛躍的に増大する。後の出島時代を含めても、貿易額が最高潮に達するのは平戸時代後期のことである。貿易の増大に対処するため、平戸オランダ商館は施設のさらなる拡張を図り、1637年そして1639年に巨大な石造倉庫を建築する。
 しかし、次第に進展する鎖国政策の波には抗し得ず、1639年築造倉庫は破風にキリスト誕生を紀元とする西暦年号が記されていることを理由に破壊を命じられる。また、平戸オランダ商館自体も1641年長崎出島への移転を命じられ、平戸オランダ商館歴史は幕を下ろす。(現地案内板より)

オランダ公園6

大航海時代の冒険者たち その礎の上に今の私たちはある 眠り給え ここを小さき和蘭として(碑文より)

オランダ公園7

オランダ公園5

日蘭親交記念碑

平戸は、日本初のオランダ商館ができるなど、日蘭交流の基礎を築いたところです。

オランダ公園3

日蘭親交記念碑

1925年(大正14年)に日蘭交流発祥の地として、当時の日蘭協会が両国の親交を記念して建立したものである。除幕式はオランダ国特命公使らを迎えて執り行われた。
平戸市(現地案内板より)

オランダ公園4


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