崇福寺 媽祖堂・媽祖門
媽祖を祀る媽祖堂と、媽祖堂の前の媽祖門です。媽祖門は大雄宝殿と方丈とをつなぐ廊下を兼ねた巧みな配置になっています。
所在地:長崎県長崎市鍛冶屋町7番5号
現在の門は文政10年(1827年)に再建したもので、建築様式は和風が基調をなしていますが、扉前面に黄檗天井があります。主要材はケヤキです。
崇福寺 媽姐門
国指定重要文化財指定年月日:昭和47年5月15日
所有者:崇福寺
媽祖堂の前にあるから媽祖堂門と呼ばれるが(文化財の子弟は媽姐門となっている)、大雄宝殿と方丈とをつなぐ廊下を兼ねた巧みな配置となっている。現在の門は文政10年(1827年)に再建したもので、建築様式は和風が基調をなしているが、扉前面に黄檗天井がある。木割が大きく外観がよい。主要材はケヤキである。
媽祖は、まそ・まぁずぅ・ぼさと読むが、また天妃・天后聖母・菩薩・老媽などの呼び名がある。海上安全守護の女神で、各唐船には船魂神として媽祖の小像を祀る。
長崎県教育委員会・長崎市教育委員会 昭和62.3設置(現地案内板より)
毘蘆藏海の扁額
媽祖門から見た媽祖堂
鬼瓦と軒瓦
屋根
山河正氣の扁額
媽祖門の屋根の向こうに刹竿(せっかん)が見えています。
刹竿
刹竿は、旗竿石です。港内から望見できる目印の旗を立て、媽祖神の菩薩揚げ、菩薩卸し行事の際に使われていました。
媽祖堂
媽姐(海上守護神で別名を天后聖母・天妃・菩薩)を祀ったお堂です。中央に媽祖、向かって右に順風耳、左手に千里眼が祀られています。
1794年(寛政6)の再建、基壇上にある「卍崩し」の木製勾欄が特徴。前廊の黄檗天井、半扉その他の黄檗様式と和様の細部様式とが混在しています。
萬里安瀾の扁額
法海慈航の扁額
永護安瀾の扁額
海天活佛の扁額
花の彫刻
屋根
鬼瓦
木鼻