南山手レストハウス
大浦天主堂の裏手にあたる細い石段を上ると、南山手レストハウスの正門側に 行き着く。
南山手レストハウス
旧清水氏住宅
所在地:長崎県長崎市南山手町7-5
開館時間:9:00~17:00
休館日:12/29~1/3
入館料:無料
元治元年(1864年)から慶応元年(1865年)の幕末に建造された建物です。設計・施工者は不明です。外国人居留地初期における住宅の特徴である石造の外壁で、グラバー園内の重要文化財3棟には見られない石柱と木柱が併用された造りとなっています。グラバー園に隣接するこの建物は復元され、平成15年(2003年)5月から観光客が気軽に休憩できるレストハウスとして一般公開されています。表門からは大浦天主堂と長崎港が重なる美しい景色が堪能でき、館内では長崎の古写真、歴史に関するビデオを見ることができます。
伝統的建造物 南山手乙27番館
長崎市南山手レストハウス
所在地:長崎市南山手町7番5号(旧地番:深山宮手町乙27番地)
所有者:長崎市
構造:石造平屋建、寄棟造桟瓦葺
建築面積:217.64平方メートル
延床面積:177.62平方メートル
この建物は、慶応元年(1865年)から慶応3年(1867年)頃に建てられた洋風住宅ですが、建物の設計者、施行者は共に不明です。石造外壁の貴重な幕末の初期居留地住宅で、旧グラバー住宅等グラバー園内にある重要文化財三棟(旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅)には見られないテラスに石柱と木柱を併用する独自の特徴を持つ大変価値の高い建物です。
長崎市教育委員会 平成15年5月(現地案内板より)
三菱長崎造船所 南山手外人社宅
所在地:長崎県長崎市南山手町
南山手居留地跡
安政の開国(1858年)により世界各国から貿易のため多くの外国人が長崎に来航するようになった。そのため梅ヶ崎、常盤、大濠、下の松、(現在の松ヶ枝)の海岸地帯を埋立、外国人居留地を設けた。文久3年(1863年)造成工事が完了し、外国人居留地の区域が定められ、南山手町、東山手町、外7ヶ町など計9ヶ町の町名がつけられた。ここ南山手町付近も、他町と同じく、洋風住宅が次々と立ち並び、異国情緒溢れる町並みが形成され、今日もその姿をとどめている。(現地案内板より)