福建会館
媽姐（まそ）神を祀る唐寺です。中国建築に和風建築を取り入れた、煉瓦造りの建物です。
所在地：長崎市館内町11-4
明治元年（1868年）築、明治30年（1897年）改築
正門
正門は、三間三戸の薬医門形式で、中国風の要素も若干含んでいますが、組物の形式や軒反りの様子、絵様の細部などの主要部は和様の造りとなっています。
福建会館の前身は江戸後期に遡るが、明治元年（1868年）『八びん会館』として正式に発足した。（八びん会館の「びん」の文字は、門がまえの中に虫と書きます。）その後、明治30年（1897年）に至り建物を全面的に改築し、福建会館と改称した。会館本館（会議所）の建物は原爆により倒壊したため、現存するのは正門と天后堂などである。正門は、三間三戸の薬医門形式で、中国風の要素も若干含んでいるが、組物の形式や軒反りの様子、絵様の細部など、主要部は和様の造りとなっている。これに対し、外壁煉瓦造の天后堂は架構法なども純正な中国式を基調とし、一部木鼻や欄間は、和様に従っている。このように、様式的には和・中の併存であり、中国との交流の歴史が凝縮された建造物であるといえる。
長崎市教育委員会 平成12年設置（現地案内板より）
天后堂
外壁煉瓦造の天后堂は架構法なども純正な中国式を基調とし、一部木鼻や欄間は、和様に従っている。
天后堂には、「星聚堂」と書かれた扁額が掲げられています。
赤レンガ造りの外観
胡弓の演奏
胡弓の演奏をしていました。
孫中山銅像
中国革命の父と呼ばれる孫文（そんぶん）は、尊敬の念を込めて、孫中山（スン・ヂョンシャン）先生と呼ばれています。
蘇鉄
金爐
経文などを焼却浄化するための焼却炉です。
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