土神堂
土神堂は、中国様式が特徴的な建物です。土神は中国古来より民間で広く信仰されてきた神様です。
所在地:長崎県長崎市館内町16-17
元禄4年(1691年)9月に地主神を祀る土神の石殿を建立したいという唐船の船頭たちの願いが許され創立されました。天明4年(1784年)の火災で焼失しましたが、唐三ヶ寺により復旧されました。その後も数度に渡り、華僑たちによって改修・保存されてきましたが、昭和25年(1950年)に老朽化の為に解体され、石殿だけが残っていました。現在の建物は昭和52年(1977年)に長崎市が復元したものです。
旧唐人屋敷内 土神堂
市指定史跡指定年月日:昭和49年10月15日
所在地:長崎県長崎市館内2番地
所有者:長崎市
唐人屋敷は、徳川瀑布が鎖国政策の一つとして、現在の館内町に設置した唐人の居住地であり、元禄2年(1689年)に完成しました。この土神堂は元禄4年(1691年)、唐船の選手らの願いにより建てられました。天明4年(1784年)の大火で焼失し、のち再建され、以後数回にわたり改修されました。昭和25年(1950年)に老朽化および原爆の被害を受けたことから解体され、石殿だけが残っていましたが、昭和52年(1977年)に再建され、現在に至っています。(現地案内板より)