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旧三菱第二ドックハウス

1896年に三菱重工長崎造船所第二ドックの側に建てられました。当時は修理船の乗組員の休憩宿泊施設として利用されていました。

グラバー園1

所在地:長崎県長崎市南山手町8-1 グラバー園内
建築年:明治29年(1896年)
構造形式:木造2階建、寄棟造、各階正面にベランダ、同形の部屋4室、中廊下式
グラバー園の最上部に位置し、とっても眺めがいいです。

グラバー園2

ドックハウスとは船が修理のためドックに入っている間、乗員たちが宿泊する施設です。1896年(明治29年)三菱重工長崎造船第二ドックの建造にともない建築されたこの洋館は、明治初期建築の典型的な様式をもっています。船員の休憩、宿泊施設として利用されていたのを1972年(昭和47年)に同造船所より保存のため長崎市が寄贈を受け、現在地に移築復元したものです。 長崎市(現地案内板より)

グラバー園4

談話室 SALOON

窓際に展示されている船の模型は、フリースラント号です。フリースラント号は、1663年オランダ造船技術の最高峰の時、木造の武器商船として建造されたもので、造船所のある地名にちなんで命名された。本船は、長崎に来航したこともある。(現地案内板より)
旧三菱第2ドックハウス内で、長崎とグラバー園の歴史や園内を紹介するビデオが上映されていました。

グラバー園6

照明器具

グラバー園10

旧三菱第2ドックハウスからの眺め

旧三菱第2ドックハウスのテラスから女神大橋もみえます。

グラバー園5

旧三菱第二ドックハウスの前庭

池には、鯉、亀、鳩などがいました。ここの鯉はすごく丸々していて大きい鯉が多かったです。池の向こうには三菱重工長崎造船所や船もみえます。

グラバー園8

錨 Stock Anchor

三菱で使用していた錨(Stock Anchor)です。三菱重工長崎造船所でつくられたものです。

グラバー園6

高島流和砲

長崎に生まれた幕末の兵学者、砲術の高島流の祖である、高島秋帆の指導により、鉄砲鍛冶の野川清造が製造した大砲といわれています。
株式会社野川鉄工所社長 野川雅生氏提供(現地案内板より)

グラバー園7

外国人居留地の境界

グラバー園の旧三菱第二ドックハウスの前庭の隅に、かつて居留地の境を示していた石柱があります。


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