グラバー園
グラバー園は、スコットランド出身のトーマス・ブレーク・グラバー氏の屋敷などがあったところです。奇跡的に戦禍を免れたグラバー邸、リンガー邸、オルト邸と長崎市内から移築された6つの洋館があります。
長崎グラバー園 Nagasaki Glover Garden
所在地:長崎県長崎市南山手町8-1
大浦天主堂のキリシタン資料室に向かって左手にある細い道を進むと、グラバー園の入り口に着きます。
グラバー園の動く歩道
グラバー園内には動く歩道があり、坂道の多い園内を楽に移動するのことができます。
動く歩道
石門
トーマス・ブレーク・グラバーの像
旧グラバー住宅の庭にあります。立派なお髭のグラバーさんです。グラバー氏は、造船・採炭・製茶輸入業・国産ビールの製造などを通して、日本の近代化にも貢献しました。また、幕末の志士達を援助したり、伊藤博文らの英国留学を援助したことも有名です。
スコットランド出身・1838年生まれ。明治44年(1911年)に73歳の生涯を閉じました。
トーマス・ブレーク・グラバーの像
英国人トーマス・ブレーク・グラバーは安政6年(1859年)長崎に来て貿易業を営むかたわら近代的な造船・掘炭・製茶などの事業をおこし、わが国産業の発展に貢献した。その間特に薩長土肥の諸藩に協力して明治維新の大業に寄与した。その偉功により勲二等旭日章を授けられ明治44年(1911年)73歳で永眠した。
ここに胸像を建てその功績を永く顕彰する。
昭和36年10月 長崎市長 田川務(碑文より)
日本最初のアスファルト道路
トーマス・ブレーク・グラバーの息子、トミー・グラバー(日本名:倉場富三郎)が つくったといわれるアスファルト道路で、日本最初のものです。グラバー園内にあります。
尾曲がり猫
長崎、グラバー園でであった尾曲がり猫さん。
新聞に、「『尾曲がり猫は本当に長崎に多いのか』を調べる市民レベルの“学会”が長崎市に発足した。」という記事が掲載されていました。グラバー園でであったこの猫ちゃんもしっぽの先が曲がっていました。
尾曲がり猫は、渡来種の可能性が強いそうです。特にインドネシアなどの東南アジアに尾曲がり猫が多いと云われています。江戸時代に出島を通じてオランダの貿易船がネズミ捕りのため船に猫を積んだのが広まったとか、諸説があるそうですが、市民の学会が発足したので、これから色々わかってくるかもしれません。
マンホールの蓋
長崎市制百周年ポスト
長崎市制百周年ポストは、長崎市制施行当時(明治22年)に使用されていたポストを復元したものです。平成元年九月設置(長崎中央郵便局)(ポストの案内文より)
グラバー園からの眺め
長崎の街を一望できます。
港に停泊している船も見えます。
さるくちゃん
観光サイト「長崎さるく」のマスコットキャラ、さるくちゃん。「さるく」とは長崎弁で、「まちをぶらぶら歩く」という意味です。長崎さるく博をきっかけに誕生しました。見た目はうさぎのようで、顔にひらがなで「さるく」の文字が入っているのが特徴です。