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若宮神社・夫婦えびす神社

五日町にある若宮神社と九日町にある夫婦えびす神社です。

人吉27

若宮神社

所在地:熊本県人吉市五日町
南北朝時代初期、新田義貞の鎌倉攻めの時に山田城の二代目城主永留弥三郎頼常は、相良家第四代の相良長氏公の代理として参戦したが戦死してしまった。乱世の時代であったが、相良氏は頼常の供養を菊池惟威という武士に命じて鎌倉に派遣し、惟威は無事その九曜を果たして帰国した。
 惟威はその功績によって頼常の継母と結婚したが、永留家の家督相続の争いの中で夫婦共に殺害されてしまった。その後、非業の死を遂げた夫婦のために相良家六代定頼公は、夫婦の御霊社として夫婦のそばに貞治4年(1365年)若宮神社を創建した。現在の社殿の脇にある「菊池夫婦之塚」と刻まれた石塔の立つ塚はこの夫婦の墓とされている。
 境内には恵比須社・稲荷社・金毘羅社の脇社のほか、正徳5年(1715年)建立の石鳥居がある。(現地案内板より)

人吉28

九日町夫婦えびす大明神

所在地:熊本県人吉市九日町
九日町ゑびすは、室町時代末期天正11年(1583年)に京都の仏師日高民部少輔秀水によって作られ相良家第20代相良長毎により、青井より九日町に移され、別当領として恵比須田九石三斗が下賜されました。以来、商売繁盛と縁結びの夫婦の神様として尊崇を集め、4百年以上もの星霜を経て今日に伝わるものである。
夫婦えびすは縁結び(現地案内板より)

人吉29

夫婦えびす神社

所在地:熊本県人吉市九日町

人吉30

歌碑

与謝野寛(鉄幹)晶子来訪記
昭和7年8月に人吉を訪れた夫妻は相良の歴史と文化、温泉と焼酎、そして清流球磨川に遊び、人々の情趣あふれるもてなしとその情景を
川上の山より射せる あけぼのに 球磨の大橋 べに少し引く
など寛28首、晶子17首に詠むこの歌碑はこの地に相応しい一首を選び九日町有志により建立する。(碑文より)


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