遊水峡
筑後川の源流に位置する峡谷です。夏は天然のウォータースライダーで遊び、秋は紅葉が楽しめます。
所在地:熊本県阿蘇郡小国町大字下城滝ノ上4837-3
幅30メートル、約1kmに渡る滑岩の川沿いに整備された小広場や、天然のウォータースライダーや滝などがあります。夏は水あそび、秋は紅葉を楽しめます。
遊水峡
この場所は約9万年前の阿蘇カルデラをつくり出した巨大な噴火の際に流れ出した火砕流(阿蘇-4火砕流)が、高い温度(およそ650度以上)と圧力でくっつきあった固い岩(溶結凝灰岩)で出来ています。
川の名かや壁面など、湧水峡のいたる所に溶結凝灰岩の特徴であるレンズ状の黒曜石が水平方向にならんだ模様や、火砕流堆積物が冷えて固まるときに体積が縮むためにできる規則正しい割れ目(柱状節理)などを観察することができます。この付近での火砕流堆積物の厚さは、100mを超えています。
ここは、火砕流の痕跡から阿蘇カルデラをつくった巨大な噴火に思いをめぐらし、阿蘇火砕流がつくり出した自然の形の不思議さやおもしろさを感じることができるジオサイトです。(現地案内板より)
大小いくつもの滝と豊富な湧水に恵まれ、四季折々の美しさを楽しめます。
溶結凝灰岩の川底
(平滑河床)
ここで見られる川の底は、阿蘇カルデラをつくった巨大な噴火による堆積物(阿蘇火砕流)によってできた固い岩石(溶結凝灰岩)です。火砕流堆積物が冷え固まった時にできた規則正しい割れ目(柱状節理)を上から見ることが出来ます。川底全体がほぼ平坦なため、川の水は広く浅い流れをつくっています。
川の底に見える黒い斑点もようは黒曜石です。また、ここでは柱状節理が板状にはがれる性質のために段差ができ、小さな滝ができている様子も見ることができます。(現地案内板より)
日本列島飛び石階段
川沿い園内からかっぱ滝まで続く遊歩道の中間部に設けられた飛び石階段です。丸石に都道府県名が記されています。遊水峡管理者の穴見祝二氏が遊水峡の整備の合間にコンクリートの基礎部分に一つ一つ川で拾い上げた丸石を文字の形に埋め込んでいき、1年半を費やして、平成元年に飛石階段を造り上げたそうです。
滝
倉本滝
カッパ滝
カッパ滝
遊歩道の一番奥にカッパ滝があります。