杖立温泉
熊本県と大分県の県境に位置する杖立温泉は、古くから湯治湯として親しまれてきた温泉郷です。
所在地:熊本県
泉質:弱食塩水
泉温:98度~100度
適応症:リュマチ・皮膚病・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進・切り傷・やけど・肥満病・美肌作用
杖立川
杖立川の両側に温泉宿が建ち並んでいます。
あちこちから湯煙が上っています。
杖立温泉 健康の里宣言
この杖立温泉は千七百年以上の歴史があり、またその名の由来は、平安時代のはじめ、旅の途中でこの地を訪れた弘法大師空海が、温泉の効能にいたく感銘し、持っていた杖を立てたところ、節々から枝や葉が生えてきたのがその名の由来といわれています。
私たちは、弘法大師の逸話に表される「温泉の効能」に、中国にて生まれた医食同源の思想に基ずく「薬膳料理」、更に嵩山少林寺伝来の気功「易筋功」を取り入れ、「食・体・温」の三要素を生かし、訪れるお客様に心も体も健康になっていただくことを願い、住民一丸となって鋭意精進していくことを宣言いたします。
杖立温泉健康の里実行委員会(現地案内板より)
5月~8月の間には、カジカガエルの美しい声を聴くことができます。
カジカガエル
アオガエル科のカエルで、杖立川に生息。
雄の体長約4cm、雌の体長約7cmで、体は扁平、指先に吸盤がある。銀鈴のような美声を出すのは雄で、全身を震わせて鳴く。鳴き声が盛んに聞かれるのは、繁殖期の5月~8月の無風の日の夕刻から夜。産卵は川のよどみの岩の下などで行う。オタマジャクシは灰色で細長く、動きが素早い。カジカとは、河鹿の意味で秋の鹿の鳴き声に似ているからである。(『万葉集』などにカワズとあるのは本種)杖立観光協会(現地案内板より)