正等山 妙蓮寺
樹齢約600年といわれる大きなクスノキがあるお寺です。
所在地:熊本県菊池市隈府247
開創:文禄3年(1594年)
文禄3年(1594年)当初は草堂でしたが、その後寛永8年(1631年)に隈府に移ってきて本格的な寺院の形になりました。開山は元立院日圓。しかし、間もなく火災に遭い、伽藍が焼失したため、寛文12年(1672年)、現在地に再建しました。本堂が明治27年(1894年)焼失したため、現在の本堂が再建されたのは明治30年(1897年)です。
妙蓮寺の樟
熊本県指定天然記念物 昭和38年7月23日指定
このクスノキは、根廻り9.5m、目通り幹囲7.8mで、地上10mのところから大枝が6本に分かれ、枝張り東西30.3m、南北31m、高さ33mに達する大木である。樹齢は、約600年と思われるが、樹勢は盛んである。
妙蓮寺は、寛永18年(1641年)に本妙寺の末寺として建てられたといわれているが、明治27年に本堂が火災にあい、そのとき、この木の西側の枝が焼け落ちている。また、南側面の内部は、空洞化してはいないが既に腐朽している。これは、以前落雷によって樹幹を損傷したためという。
根元近くに石碑があるが、これは、吉村義節という神風連の志士の墓である。彼は神風連の変に、県令襲撃の部隊長として参加したが、事破れ獄に投ぜられ、のちに処刑されている。
熊本県教育委員会(昭和63年3月建)(現地案内板より)
切り絵御朱印
切り絵御朱印(御首題)寛文年間の山門と天然記念物妙蓮寺の大楠がモチーフになってます。
妙蓮寺さんによりますと「参拝の証である御朱印を希望される方は、お電話頂くとお待たせする時間が短くスムーズですので直前でもお電話頂けると嬉しいです。」とのことです。