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将軍木

樹齢600年以上の椋の巨木で、菊池に下向された懐良親王がお手植えになったものと伝えられています。

将軍木1

所在地:熊本県菊池市隈府
種類:椋木 根廻り:約10m、幹囲:約8m、枝張り:東西に24m、樹高16m
樹齢:600年以上

将軍木2

将軍木の由来

この椋の木は征西将軍宮懐良親王の御手植えと言い伝え、古くから将軍木と名づけて、親王の象徴と仰ぎ、正面の能舞台から御松囃子能を演じて、親王の御覧に入れる六百年来の伝統が今に守りつづけられ、毎年菊池神社秋祭初日の10月13日に内裏尾の雲上宮で親王をお祭りしたあと、ここで古例の御能が演奏されている。
また、明治3年菊池神社御鎮座の際、この神木の下に仮宮を設けて一夜御駐輦になったので、これを記念して4月27日に頓宮祭が行われる。(現地案内板より)

将軍木3

熊本県指定天然記念物 将軍木

昭和38年7月23日指定
 根廻り約10m、幹囲約8m、枝張りは東西に24mに達する椋の巨木。樹高は16mとさほど高くはないが、樹齢は600年以上と推定される。そのため、北側は幹が腐朽して大空洞をなしている。また、主幹部分には裂けるのを防ぐために2個の鉄環を巻き、南方に繁る枝は鉄の支柱で補強してある。
 この木は、南北朝時代、征西将軍宮懐良親王が、当時勢力のあった菊池氏を頼りこの地に征西府を置かれたとき、宮の枝から芽をふいたとも、御手植の木とも伝えられる。将軍木の名も、この懐良親王にちなんでつけられたものである。
 今でも、菊池神社の御神木として地元の人々に親しまれており、10月13日の秋祭りのときには、隣接する能舞台において、この木を将軍木を将軍宮の象徴に見立てて、国選択無形民俗文化財「松囃子能」が奉納されている。
平成10年12月、国重要無形文化財に指定
熊本県教育委員会(昭和63年3月建) (現地案内板より)

将軍木4

菊池市内の中心部、隈府を東西に走る御所通りの菊池高校正門脇に聳える椋の巨木です。

将軍木5

将軍木6

将軍木7

将軍木8

将軍木9

将軍木10

将軍木11


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