梅林天満宮
承平6年(936年)に太宰府天満宮から勧請され、社殿等は戦国時代頃焼失したと伝えられています。現在の社殿等は江戸時代以降の建築と考えられていて、平成15年には本殿・拝殿・楼門・鳥居が国の登録文化財になりました。
所在地:熊本県玉名市津留499
御祭神:贈太政大臣正一位菅原道真公
創建:承平6年(936年)
例大祭:11月25日 奉納流鏑馬執行(玉名市無形民俗文化財指定)
津留菅原神社とも呼ばれている神社です。
楼門
3間1戸の二重門。上重は桁行3間、梁間2間の入母屋造り。4周に擬宝珠高欄付の縁を廻し、尾垂木付の3手先組物で2軒垂木の軒を受ける。下重は前後に軒唐破風を設け、菖蒲棟を力神像で支える。
御由緒
梅林天満宮の起源は、遠く平安の昔、菅原廟建立より僅か26年後の承平6年(936年)、大宰府天満宮より菅原道真公の御分霊社をいただいたことが始まりです。
大宰府天満宮より道真公の御分霊社をいただいた神社は全国に一万二千あるといわれていますが、梅林天満宮この中で現在のところ最古の神社であります。
古くは肥後国梅林山楽寺天満宮と称され、現在の安楽寺上村の地に建立されていましたが、永禄4年(1561年)に火災により焼失したため、上村から移転し津留に現在の社が建立され、道真公の御分霊社が安置されております。
建立の時期は、記録が無く明確ではありませんが、現在の神殿に残されている延宝7年(1679年)10月大修理という記録が残っております。
ここの例大祭は、毎年11月25日に行われる奉納流鏑馬で、始まりは、承保元年(1074年)に梅林山安楽寺天満宮の馬場において行われたという記録も残っており、その頃ではないかと推定され、梅林天満宮の氏子は、900年を優に越す日本に数少ない素晴らしい伝統行事を郷土の誇りに思い、現在も維持・保存しています。(現地案内板より)
拝殿
拝殿
木造平屋建、銅板葺
桁行梁間とも3間、入母屋造、平入、銅板葺。正面には1間向拝を設け、正面と両側面に独特な擬宝珠高欄付の切目縁を廻す。組物は出組で、中備は蟇股、軒は2軒吹寄せ垂木とする。向拝は唐破風造で、透彫の手挟や梅鉢文を彫った大柄な蟇股などがあります。
楼門
楼門の力神像
力神像
力神像
力神像
鳥居
仁王像 阿形
仁王像 吽形
仁王像阿形
仁王像吽形
仁王像阿形
仁王像吽形
仁王像阿形 横から
仁王像吽形 横から
仁王像阿形 横から
仁王像吽形 横から