蓮華院誕生寺奥之院 皇円大菩薩の大仏様
皇円大菩薩(皇円上人様)の大仏像です。皇円上人は1073年に斉院の長官藤原重兼公の長男として、熊本県玉名市築地に御誕生されました。
所在地:熊本県玉名市築地1512-77
寺務所受付時間:9:00~17:00
極楽橋
仁王像阿形
仁王像吽形
皇円大菩薩の大仏像
皇円大菩薩(皇円上人様)の大仏像です。皇円上人は1073年に斉院の長官藤原重兼公の長男として、熊本県玉名市築地に御誕生されました。祖父重房公は関白藤原道兼卿から四代目で、肥後の国司でした。皇円上人様は浄土宗の御開祖法然上人のお師匠です。幼くして比叡山で修行された皇円上人は学徳に秀で、日本三大歴史書の一つ『扶桑略記』を編述されました。法然上人は親鸞聖人のお師匠です。
皇円大菩薩の大仏像
関白塔
玉名指定 関白塔 重要有形文化財 附 浄光寺跡出土五輪塔地輪
この五輪塔は、浄土宗の開祖である法然上人の師、皇円上人の生誕地として、皇円上人の祖、関白藤原道兼の菩提を弔うために造立されたものと伝承され、地元では関白塔の名で親しまれている。以下、向かって右を東塔、左を西塔とする。
東塔は、高さ約2.53mの巨大なもので、地輪下に幅約1.16m、高さ約20cmの基礎石がある。西塔は、高さ約2.68mあり、東塔より若干高く、九州では最大の高さを誇る五輪塔である。
この関白塔には、規模が大きいにも関わらず、梵字等は何も刻まれていない。このこのとは真言律宗総本山奈良市西大寺の穎尊塔に代表される特徴であり、真言律宗においては鎌倉時代後期から室町時代にかけて梵字を刻まない大型五輪塔が僧の墓塔として造立されている。
関白塔は、真言律宗の玉名地域への伝播と、その後の発展および定着を示しており、中世における九州での仏教受容のあり方とその背景を考えるうえで重要な文化財である。
平成21年2月 玉名市教育委員会(現地案内板より)
大黒さま
七代目 左甚五郎作