山鹿灯籠踊り
山鹿風情物語にて、山鹿灯籠踊りが披露されました。
山鹿風情物語
場所:八千代座
優美で幻想的な山鹿灯籠踊りが披露されました。
よへほ節にのって、優雅な踊りが繰り広げられました。
頭に金や銀の金灯籠をのせた浴衣姿の女性たちが、ゆったりとした情緒漂う「よへほ節」の調べにのせて優雅に舞い踊ります。
よへほ節
1.主は山鹿の骨なし灯籠 ヨヘホ ヨヘホ
骨もなけれど肉もなし ヨヘホ ヨヘホ
2.洗いすすぎも鼓の湯籠 ヨヘホ ヨヘホ
山鹿千軒たらいなし ヨヘホ ヨヘホ
3.心荒瀬の蛍の頃に ヨヘホ ヨヘホ
溶けし思いの忍び歌 ヨヘホ ヨヘホ
4.山鹿灯籠は夜明かし祭り ヨヘホ ヨヘホ
町は灯の海人の波 ヨヘホ ヨヘホ
よへほとは、「酔へ」と方言の「ほー」の組み合わせといわれています。熊本弁では「ほら」と語りかける時に「ほー、ほー」と言うことから、「あなたも酔ってね、ほら」という意味です。
よへほ節は古くから歌い継がれてきたものを昭和8年に野口雨情が歌詞を改作し、現在の「よへほ節」が誕生しました。
山鹿灯籠まつりの起源は遥か昔。御巡幸中の景行天皇が行く手を霧に阻まれた時、山鹿の里人が松明を掲げてお迎えしたという伝説に由来すると言われています。里人たちは毎年大宮神社に松明を献上し続けるようになり、その松明は室町時代に現在のような和紙でできた灯籠に形を変えたと言われています。それから幾百年の時を経て、ゆったりとした調べにのせて浴衣姿で踊る情勢たちの頭上を飾り、人々を魅了する美しい灯籠となりました。