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護国山仏性院 金剛乗寺

古くから山鹿温泉にある寺院で、往時は西の高野と言われる程の真言一派の大寺院でした。

金剛乗寺1

所在地:熊本県山鹿市九日町1592
天長2年(825年)、真言宗の祖師・弘法大師が開かれました。

金剛乗寺2

金剛乗寺石門

ここ金剛乗寺の参道にあるめがね橋築造技術を活かした石門は、県下でも数少なく、製作は文化元年(1804年)で、湯町橋などを造った地元の石工・甚吉によるものです。
山鹿市指定文化財 昭和50年指定(現地案内板より)

金剛乗寺3

高野山真言宗護國密山佛性院 金剛乗寺談議所略由緒

そもそも山鹿湯町なる菊池加藤細川の代々藩主の祈祷寺。遠き由来を尋ぬれば53代淳和帝825年天長2年の巳の年に弘法大師が九州に真言秘密の妙教を弘めんために山鹿にも?を留めて地を選び、建立し給う霊地なり。大師9日のその間慈に談議をし給へば九日町や談議所の名も是よりぞ出でにける。西の高野と言う程に名も高かりし霊跡も、星霜うつり年かはり衰えたるを元暦のかたじけなくも後鳥羽院勅願再興あらせらる。然るを元徳元年に中僧正恵鏡法印中興の祖として薫せらる。
そののち文明5年の春1473年当時法印菊池家の兼朝公の舎弟なる宥明法印大徳が温泉出止みしその時に、祈祷によりて朧月の20日の夜の丑の刻身命不惜の法力に涸れたる湯をば祈り出し、重朝公より境内一町三セ 寺両八十石僧屋敷 18ヶ所賜はりて後の世までの幸いを残し給うぞ有難たき恩恵を受けたる法印の徳を慕うて感恩の儀式は今に湯祭灯籠と残りて町の繁栄を一しほ添ふるものぞかし。山鹿湯町の氏寺と歴史を重ねて今ここに真言祈祷の大院なり。南無大師遍照金剛(現地案内板より)

金剛乗寺4

月輪門

月輪門(がちりんもん)です。刻まれている文字はサンスクリット語で、それぞれ胎蔵界と金剛界の大日如来を意味します。ここより如来の心中に入ることを示しています。(現地案内板より)

金剛乗寺5

金剛乗寺6

金剛乗寺7

金剛乗寺8

金剛乗寺9

金剛乗寺10

金剛乗寺11

金剛乗寺12

金剛乗寺13

金剛乗寺14

金剛乗寺15


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