草千里
紹介文
草千里ヶ浜
阿蘇五岳の一つ、烏帽子岳の北麓に広がる火口跡にある785,000平方メートルの大草原と、雨水が溜まって出来たといわれる池とが織りなす自然のコントラストが非常に美しい場所です。
草千里ヶ浜は、約3万年前に形成された直径約1kmの火口の中に、約400mの火口が生じた二重の火口で形成されています。現在2つの池が見られますが、西側の池が外側の火口底、東側の池が内側の火口です。
草千里と烏帽子岳
目前に広がる草原は「草千里」と呼ばれ、烏帽子岳の側火山として活動した千里ヶ浜火山の火山跡です。千里ヶ浜は浅い二重の火口で直径約1Kmに達します。内側の火口は草千里の東側凹地で、南北に約500m、東西に約250mのだ円形をしています。
草千里中央の小高い丘は「駒立」といい、内側火口の縁の一部です。この一帯は、芝生のような草地になっていますが、これは昔から放牧地として利用され、牛や馬が長くなる草を食べ続けているからです。春、麓に放牧された牛馬は、夏になると涼しさと草を求めてこのあたりに集まってきます。そして秋風が冷たくなるころ、飼い主に連れられて帰っていきます。この雄大な自然の中で牛馬がのびのびと生きていく姿は、そのまま阿蘇の風物詩のひとつになっています。
草千里の背後にそびえる山は、阿蘇五岳のひとつに数えられる「烏帽子岳」です。登りやすい山で、頂上からは360度の展望が開けます。眼下には、北に阿蘇谷、南に南郷谷、遠くに九重山や雲仙岳を眺望できます。このことから別名「国見山」とも言われています。(現地案内板より)
子どもたちが水辺で遊んでいます。
引馬乗馬体験で池の向こうまでのんびりと…。
馬が草を食んでいます。
牛や馬がのびのびと草を食み、水辺でのんびりする様子は和みます。
「イタイ」と記された牛
牛も池の中に入り、気持ち良さそうです。
蜂が蜜を吸っています。長閑な景色です。