文豪の水・語いの雫・欣命水
文豪の水、語らいの雫、欣命水、やすらぎの泉、菓恋水、滾々と湧き出る美味しい水です。
文豪の水
門前町商店街で大正2年から続く文具屋さん・丹波屋の店先にあります。昔は宿だったそうです。江戸時代に偉い漢学者が泊まられたことから文豪の水と命名されたそうです。
水に濡らすと文字が出てくるおみくじを販売していました。他にも文具、雑貨、駄菓子などを販売しています。
御神水おみくじ
小さな手ぬぐいで巻かれた紙を水につけると、方言で書かれたお言葉が現れます。何が出るかは水に濡らしてからのお楽しみ。プチ手ぬぐいが付いています。
御神水おみくじは、JR九州のCMにも登場しました。
石鉢は苔むしていて、時の流れを感じます。
ことの葉
語らいの雫は、ことの葉の店先にあります。
語いの雫
つたの葉が茂っていました。
欣命水
欣命水(きんめいすい)は、とり宮とはなびしの間にあります。25年前、店の改築の際に湧き出た水です。
カエルや魚の可愛い人形が飾られていました。
≪健磐龍命と草部吉見神その娘阿蘇都媛の話≫
草部吉見神と健磐龍命の父、神八井命は兄弟で吉見神は兄にあたります。阿蘇郡内にはその頃、治保郷・波良・衣尻・阿曾等の郷があり、一の宮町は阿曾郷に属していたと思われます。
まず、吉見神は草部の村々にあらわれる大蛇を、退治することにしました。大蛇は吉ノ池に住んでいて、夜になると作物を荒らしたり人を傷つけたりしたのです。時には家をこわしてしまうこともあって、人々は安心して休むこともできません。勇気のある吉見神は、格闘の末その大蛇を退治しました。傷を負った大蛇が逃げ回った跡を血引原、大蛇のなきがらを焼いてその灰が残ったといわれるところが灰原だといわれています。
一方、健磐龍命は、九州中部を納めるため、九州の真ん中である阿蘇地方に向かわれました。しばらく御岳山のふもとに居を定めましたが、それが、御岳村の起こりで、成君・稲生原・逆椿・塔の原・村雨坂・日暮坂等は命が村々をまわられた時のゆかりの地としてつけられた名前だといいます。また、馬見原には幣立宮を建てられ天っ神、国っ神をまつられたといいます。
御岳から健磐龍命、伯父吉見神の住む草部にやってこられました。そこで、吉見神の娘の阿蘇都媛に出会われたのです。健磐龍命は媛と仲良くなり、妻として迎えました。
阿蘇外輪の北東部にあたる産山には健磐龍命の御子誕生ゆかりの地名が今も残っています。御湯船柄杓田平川等の地名も、御嫡孫誕生ゆかりの地名だと伝えられており、産湯を使った時の湯船、いらなくなった柄杓を投げられたことから柄杓田、産湯をわかした平釜がなまって、平川になったといいます。産山は、宇夫山、生産山などと書かれたこともあって、「うぶのやま」といわれていました。(現地案内板より)
可愛い小鳥のウエルカムボード
つけもの処健蔵 門前町店
やすらぎの泉は、つけもの処健蔵門前町店の店先にあります。
やすらぎの泉
丸い木桶の中に湧水が溢れています。
阿蘇お菓子工房 たのや
香ばしいアーモンドのシュー皮の中に、コクがあるクリームがぎっしり入った、たのシューなどがあります。たのシューは、菓恋水を使って作っています。
菓恋水
菓恋水は阿蘇お菓子工房たのやの店先にあります。今から80年以上前にこの湧水を飲んだ男性が、この水の美味しさに心を打たれ、お菓子屋を開いたそうです。
桜の花びらが浮かんでいました。