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高森湧水トンネル公園

高森湧水トンネル公園には、噴水や水遊びをする場所があり、トンネル内の中央には湧水が流れ、その左右には歩道があり、中を見学することが出来ます。

湧水公園1

所在地:熊本県阿蘇郡高森1034-2
高森駅から南へ徒歩10分
営業時間:4月~10月:9:00~18:00
11月~3月:9:00~17:00
湧水館:9:00~16:00
休館日:湧水館のみ月曜日(祝日の場合は営業)
入場料金:大人300円 子供100円
駐車場:325台(親水公園の手前に無料駐車場があります。)
車椅子も何台か準備されています。

湧水公園2

トンネル内は、正に天然のクーラーです。当日は外はかんかん照りで、34℃という暑さだったのですが、トンネル内は別世界のようにひんやりとしていて、涼しく快適でした。トンネル内は年間を通して17℃です。

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公園内の池で水遊びをする子供達

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紫陽花が咲いていました。

湧水公園10

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野の花と風薫る郷 高森町

湧水公園4

高森トンネルの歴史

明治29年:日清戦争直後、軍事産業路線として、熊本・延岡間の鉄道敷設の話が持ち上がった
昭和37年:鉄道審議会が高森・日ノ影間の建設を決定
昭和48年:高森・高千穂間工事について運輸大臣の認可が下り、高森トンネル(全長6480m)の工事に着手
昭和50年2月:高森トンネルの入口から約1kmの坑内で毎分36トンの大量出水。高森町の湧水8ヶ所が枯れ、住民の水道が断水する騒ぎに
昭和54年:高千穂新線建設の計画自体が廃止の方向へ
昭和55年:日本国有鉄道再建法案成立
平成6年 工事を中断したまま閉鎖されていた、高森トンネルと周辺を親水公園として開放するための事業開始。掘削全長2055mを一般公開
(現地案内板より)

湧水公園5

高森湧水トンネル公園は色々な歴史を経て、今はこうして町民や観光客を楽しませてくれる公園となっています。

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トンネルの上には、湧水館や、湧水を汲むことができる場所もあります。

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魚の蛇口

魚のような形をした蛇口をひねると、冷たい湧水がでてきます。

湧水公園14

魚の顎の下から湧水が出ます。

湧水公園12

カエルの湧水飲み場

トンネルの入口のすぐ手前の右側にあります。 水辺で遊んだ子供達が美味しいそうに水を飲んでいました。

湧水公園13

トンネル手前の公園では、池の中に入って水遊びをする人もいます。

ウォーターパール17

水源

トンネルの散策できる範囲の一番奥には堀り残された岩盤から滝のように美しい水が流れる水源があります。むき出しになった岩盤を怒涛の如く次から次へと湧水が流れ落ちてきます。滝のように流れ落ち、毎分32トンの湧水がトンネル内の水路を流れます。
トンネル内の水路は幅が約1m、深さが約0.8mで、湧きたての冷たくってきれいな水がさらさらと流れています。この湧水は、白川の源流であり、カルシウム、マグネシウム、ミネラルなどを豊富に含み、硬度58の軟水です。

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水神様

一番奥の水源のところに、水神様が祀られています。高森湧水トンネルの奥の水源は神々しい感じがします。

ウォーターパール19


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