南阿蘇鉄道 トロッコ列車ゆうすげ号
立野から南阿蘇を廻り、高森に至る南阿蘇鉄道。トロッコ列車は、南阿蘇鉄道の路線を3月~11月の土・日・祝日(夏休み期間中は毎日)走ります。
片道料金(高森~中松):大人790円 こども450円
往復料金(高森~中松):大人1380円 こども800円
南阿蘇鉄道トロッコ列車ゆうすげ号は、平成28年熊本地震の影響で「中松~高森」の運行になっています。
全国一小さな機関車を前後に連結して走りますので、まるで遊園地のかわいい列車の様です。客車部分には、天井はありますが、窓ガラスなどはなく、風が吹き抜けます。阿蘇の涼しい風がトロッコ列車の中を吹き抜け、阿蘇高原の爽やかな風が頬を撫でます。
高森~立野駅までの17.7kmを55分間かけてガタゴトとゆっくり進みます。阿蘇の雄大な景色も堪能することができます 上と左の写真は立野駅に停車中のトロッコ列車です。
白川鉄橋
この白川渓谷にかかる白川鉄橋の上では最徐行しますので、ゆっくりと渓谷の景色を楽しむことができます。かなりスリリングです。阿蘇の大パノラマを満喫できます。
運転手さんが詳しい解説付きの観光案内までしてくれます。また、各駅では最寄の観光地を紹介してくれます。
白川第一鉄橋
全長:166メートル、高さ:65メートル
日本初の鉄道用鋼製バランスド・アーチ橋です。立野駅と長陽駅の間にあります。この白川第一鉄橋を渡る時はスリル満点です。ここでは子供達の黄色い歓声が更に大きくなります。トロッコ列車から覗く様に谷底をみるとけっこう怖いです。深い緑が鬱蒼と茂る谷底には、大小さまざまな岩や石がごろごろとしています。川を流れる水は清く澄んでいます。この鉄橋の上流で、阿蘇谷から流れる黒川と南郷谷から流れる白川が合流しています。
現在白川鉄橋は通ることが出来ません。
2016年4月16日未明に起きた熊本地震により災害前の全線17.7kmに対し現在復旧している区間は約7kmです。特に立野~長陽間は、2つのトンネルで内壁の崩落や亀裂が見つかり、鉄橋の橋桁も損傷、線路は250mにわたって流出している状況です。被害額はおよそ数十億円、鉄橋の架け替えが必要になるとさらに復旧費用が膨らむとも考えられています。
近くにはスイッチバックで有名なJR立野駅がありますが、運転再開がいつになるか想像もできない状況となっています。(南阿蘇鉄道応援サイトより)
いつの日かまた、この白川鉄橋を渡ることができますように。
白川渓谷
白川渓谷
長陽駅
長陽駅では、カフェのオーナーが馬の被り物をしてお出迎えしてくださいます。
乗客と触れ合っていました。
菜の花とトロッコ列車
桜と菜の花とトロッコ列車
桜も菜の花も満開でした。
トロッコ列車先頭車両
運転台
車掌さん
トロッコ列車の車窓から
長閑な田園風景が続きます。
山脈と田園風景
真っ白なそばの花が咲いていました。
渓谷