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地獄温泉清風荘・すずめの湯

地獄温泉清風荘の名物すずめの湯は、混浴露天泥風呂です。二百年以上に渡って、湯治客から愛され続けている名湯です。

すずめの湯1

所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
清風荘には様々な温泉がありますが、一番のおすすめはすずめの湯です。すずめの湯は混浴です。泥湯で湯船の中に何箇所か仕切りがあり、ぬるいところから段々熱いところへと温度差も楽しめます。

すずめの湯2

泉質:単純酸性硫黄泉(硫化水素型) ph1.74
効能:神経痛、筋肉痛、リュウマチ、慢性皮膚病、糖尿病、高血圧症など
混浴露天風呂のすずめの湯は丸太で8つに仕切られています。ぬるめの湯が6つと熱めの湯が2つあります。ぬるめの湯が約39度、熱めのお湯が約45度です。ぬるめの湯も足下からボコボコとお湯が沸いています。手前がぬるめの湯、奥の方があつめの湯となっています。

すずめの湯3

混浴でも泥湯に浸かってしまえば顔しか出ないのですが、湯船に行くまでと、湯船から出る時に女性はかなり勇気がいります。しかし、すずめの湯では女性専用時間帯が設けられていますので私もしっかり混浴露天泥湯に入りました。
女性専用時間:20:30~21:30の1時間
男性の目が気になってゆっくりと入れない方は上記の時間帯で安心して入浴することができます。

すずめの湯4

地獄温泉のご案内

世界一のカルデラ地形の活火山である阿蘇山は、また数多くの温泉を有し、大きな魅力となっています。なかでも当地獄温泉は、阿蘇五岳の南標高750mに位置する山麓の温泉秘境です。なだらかな外輪の稜線を望み、春のみどり、秋のもみじと豊かな大自然にかこまれ、良質で豊富な湯量と相まって、近隣の人々はもとより、遠来の皆様にも湯治場として古来より広く知られております。(清風荘パンフレットより)

すずめの湯5

泥湯といっても、お湯自体がどろどろなわけではなく、底の方に泥がたまっているだけです。お湯はさらりとしていて気持がいいです。泉質は単純酸性硫黄泉(硫化水素型)で、硫黄の香りはかなり強いです。タオルは、古いタオルを持っていったほうがいいです。 洗濯してもなかなか泥と硫黄の香りがとれません。それほど温泉成分が濃いようです。

すずめの湯10

ぬるめの湯

私はこのぬるめの湯がちょうどよかったです。湯船の縁に泥がいっぱい入った洗面器がありますので、その泥を全身に塗りつけて、全身泥パックします。男性は、この塗りつけた泥が乾燥するまでじっと湯船の縁に座っています。女性は湯船からでるわけにはいきませんので、顔や首や腕などに泥を塗ります。温泉からあがると、体がさっぱりして、肌はつやつやのすべすべになります。

すずめの湯6

あつめの湯

濁り湯ですので、湯船につかる寸前までバスタオルを巻いていて、湯船に入る瞬間にパッとバスタオルを外して、ぽちゃりと湯船に浸かります。そうすると、顔や首しか見えませんので意外と大丈夫です。

すずめの湯7


すずめの湯は底のあちこちからプクプクブクブクと泡がでています。ガスと源泉が湧出しているのを肌で感じることができます。おしりの下からぷくぷくと、ちょっと熱めの温泉が出てきて吃驚することもあります。
すずめの湯の由来は、このプクプクブクブクという音がすずめの囀りに似ているからだそうですが、すずめのさえずりとはちょっと違う感じがしました。

すずめの湯8

この泥湯の露天風呂というのはなんともいえない感触です。泥の粒子が細かいためか、肌に泥がまとまりついて、全身泥パックしている状態です。泥湯にゆっくり浸かった後は肌がすべすべになります。エステなどで泥パックをするのと比較すると、泥湯は全身どっぷり浸かることができるわけですから贅沢ですね。

すずめの湯9

すずめの湯11

すずめの湯12

すずめの湯13

柱の上の方や梁に泥の手形がついていました。なぜあんなところに泥の手形をつけたのでしょうか。

すずめの湯14

すずめの湯15

すずめの湯18

すずめの湯20

すずめの湯21


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