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夏目漱石「二百十日」道跡案内の碑

夏目漱石著の二百十日の道跡の案内碑が草原の中にあります。

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小説二百十日道跡案内碑

夏目漱石が通った登山道に小説二百十日の道跡案内の石碑があります。
「漱石が遭難した場所はこの碑の下方キャンプ場の善五郎谷の一帯である。」と石碑に刻まれていました。

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「行けど萩 行けど薄の 原廣し」  漱石

草原1

夏目漱石が熊本での教師時代に、友人で同僚の山川信次郎と共に、1899年8月29日から9月2日にかけ阿蘇各地を巡りました。その中で9月1日には阿蘇山登頂を試みましたが、嵐に遭い断念しました。「二百十日」はこの体験に基づく小説だといわれています。

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小説二百十日文学碑

善五郎谷(遭難) 夏目漱石
 薄の髙さは腰を没する程に延びて左右から幅尺足らずの路を蔽うている身を横にしても草に触れずに進む訳には行かぬ。触れゝば雨に濡れた灰がつく。圭さんも碌さんも白地の浴衣に白の股引に足袋と脚絆だけを紺にして濡れた薄をかさつかせて行く。
只さえ、うねりくねっている路だから草がなくても、何所へどう続いているのか見極めのつくものではない。草をかぶれば猶更てある。地に残る馬の足跡さえ、漸く見つけた位だから、あとの始末は無論天に任せて、あるいていると云わねばならぬ。(碑文より)

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薄が風に揺れる草原

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阿蘇の高原にアザミがたくさん咲いていました。

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アザミ

アザミ(薊)【キク科アザミ属 多年草】
アザミの花言葉は、独立・権威・厳格・復讐・ 反抗・無愛想・満足・安心・触れないで

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アザミは綺麗ですが、葉っぱにハリネズミのように尖ったトゲトゲがたくさんあるので触ると痛いです。だから牛さんもアザミには近づいていませんでした。
スコットランドの国花はアザミです。アザミの痛い棘が敵から国を守ったといういい伝えがあるそうです。なんでも敵の兵隊さんが、裸足で夜襲をかけようとしたときに、アザミを踏んづけて叫んでしまったそうです。おかげで敵に気が付き、反対に追い討ちをかけた

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