山の飯 沙羅
黒川温泉や田の原温泉や七滝温泉などに行った時のランチにお勧めの、蕎麦が美味しいお店です。
所在地:熊本県阿蘇郡南小国町田の原7188
営業時間:(月・水・金)11:00~16:30
(木)11:00~15:30
(土日・祝日)11:00~19:00
オーダーストップは閉店30分前です。
定休日:火曜日
ちなみに、店名の「沙羅(しゃら)」とは、夏椿のことだそうです。
国道442号線を小国から黒川温泉に向かう途中の左側にあります。田の原温泉や七滝温泉の入り口のすぐそばです。沙羅から黒川温泉は車で5分くらいです。黒川温泉に向かって左手の小さな坂道を降ります。駐車場もお店のすぐ前にあります。
沙羅の軒下にはとうもろこしを吊るしていました。蒔きの上に置いたとうもろこしには、雪が積もっていました。こういう長閑な田舎の風景っていいですね。
私たちのお気に入りのもみじ膳は、かけ蕎麦か、ざる蕎麦か、水そばを選ぶことができます。さらに蕎麦も白蕎麦か黒蕎麦のどちらかを選ぶことができます。主人は黒蕎麦のかけ蕎麦を、私は白蕎麦のざるをチョイスしました。白蕎麦は、麺(めん)が細い、のどごしが良い蕎麦です。ざるで頂くときはこちらが基本です。黒蕎麦は麺(めん)が太く、固め。そばの風味が強く野性味がある味の蕎麦です。
お腹がぺこぺこで、てんぷらを食べたい時はしゃら膳にします。しゃら膳はかなりボリュームがあります。
そばのかりんとう
食前にそばかりんとうとそば茶を出してくれます。このそばかりんとうは蕎麦を揚げたもので、ベビースター状態で、香ばしくて美味しいです。カリポリ、カリポリと食べ始めると止まりません。
もみじ膳
器も素朴で優しい感じの器を素材に合わせて使っているのでお料理を引き立てています。
かけ蕎麦
歯ごたえがあり、そばの香りが強い美味しい蕎麦です。
ざるそば
主人も私もお蕎麦が大好きです。特に新蕎麦が出る晩秋から冬の蕎麦はたまりませんね。蕎麦湯で出し汁の最後の最後まで堪能します。
こんにゃくの田楽、いちじくの甘露煮、蕗の甘露煮、卵の吹き寄せ、セロリの和え物など地元の素材を使った素朴だけど上品な品々です。お料理を出す時も、ちゃんと一品一品説明してくださるのも嬉しいです。どんな素材を使って、どんな風に料理したか、わかり易く手短に教えてくださいます。興味を持ったものを質問すると、丁寧に答えて下さいます。
炊き合わせ
この炊き合わせにもはいっていますが、がんもどきは、大分や熊本では飛龍頭(ひりょうず)と呼びます。
豆腐の田楽 山うど味噌がけ
この山うど味噌が絶品です。香りが豊かで素朴な豆腐田楽の味を引き立てます。
蕎麦の実ときのこのおすまし
黒豆の煮物
黒豆はふっくらとやわらかくつやつやに煮上がっていました。とっても美味しかったです。
今まで6回ほど伺いましたが、顔を覚えていてくださるのか、「いつもご来店頂いてありがとうございます。」とおっしゃって、小皿にのった一品をおまけで出してくださいます。この小皿の一品は、黒豆をふっくら煮た物だったり、たけのこの煮物であったり、季節のものをさりげなく出してくれます。これがまた美味しいのです。
たくさん訪れるお客さんの顔を覚えているなんてすごいです。流石プロだな~といつも感心しています。そしてお客さんを大切にする心遣いが伝わってきます。
白和え
白和えは胡麻をたっぷり使っていて、香ばしく胡麻の旨味が素材とからみ、上品でとっても美味しいです。
自然薯のとろろ
自然薯のとろろは、上品な薄味の出し汁で味付けされていて、 トッピングされた青海苔がとても香りがよく、つるっと食べてしまいました。
たけのこときくらげの煮物
地物のたけのこは香りがよく、やわらかく美味しいです。
沙羅エスプレッソ
定食には珈琲とデザートが付いています。最後のエスプレッソは香りがよくて美味しいです。山の飯沙羅では、他にも色々なお膳(セット)、単品メニューがあります。
デザートのケーキ
この日はキャラメルムースケーキでした。
軒下に吊るされたトウモロコシ