九州旅・九州各地の温泉・四季・町並・歴史

加藤神社

熊本城城内に鎮座する加藤神社は熊本発展の礎となっている加藤清正公をお祀りする神社です。

加藤神社1

所在地:熊本県熊本市本丸二番一号
熊本城の大天守、小天守、宇土櫓に囲まれた平左衛門丸に位置します。
御祭神:主祭神:加藤清正公
陪神:大木兼能公・韓人金官公
創建:明治4年(1871年)

加藤神社12

加藤神社御由緒

加藤清正公〔永禄5年(1562年)6月24日~慶長16年(1611年)6月24日〕は、尾張国愛知郷中村(現:名古屋市中村区)の御主審で、戦国時代の知仁勇の三徳を兼備された模範的武将として、また、熊本に於いては、日本三大名城の一つである熊本城の築城と、それにはじまるところの富国安民の国づくり政策を推し進められた方であります。
それは全県下に亘る土木・治水工事をはじめ、干拓開墾、植林、交通の便の為の街道づくり、焼物等幾多の国の発展の礎となる産業の奨励保護等民草の為の治政をなされ、また、学問の奨励、文化の開拓等と一つ一つ列挙すれば限りない程の偉業を残された領主であられます。
それに武将としての清正公は、単なる勇しいばかりの武士でなくして、常に大義名分を重んじられると共に、上には忠と義を以って、下には慈悲と情を以ってあたられた方であります。この様に27歳で肥後国に入国され50歳で逝去なされた、清正公の50年の人生は、実に至誠にして高潔なる人格者であり、いつの時代に於いても尊崇敬慕されるにふさわしい理想的日本人であられ、熊本県民にとっては、熊本発展の礎となる有形無形の役割を果たされた大恩人であられます(現地案内板より)。

加藤神社2

加藤神社の狛犬阿形

昭和11年建立

加藤神社3

加藤神社の狛犬吽形

加藤神社4

狛犬阿形

昭和56年(1981年)12月建立

加藤神社5

狛犬吽形

加藤神社11

松原象雲作 虎の像

松原象雲は、熊本市出身の美術家です。本妙寺本堂の彫刻、八景水谷公園の加藤清正公立像などの作者でもあります。

加藤神社7

清正公肥後入国四百年記念碑

この記念碑は 天正16年(1588)6月27日に 加藤清正公が27歳にて肥後国にご入国されてより400年にあたる為それを記念して建立したものである
  昭和63年(1988)6月27日(現地案内板より)

加藤神社10

加藤清正公の旗立石

「文禄役記念 清正公の旗立石 明治42年肥前名護屋城跡より此処に移す」(現地案内板より)

加藤神社6

加藤神社の太鼓橋

清正公が文禄の役の記念として持ち帰られたものであり、帰国後に於ける橋づくりの原型とされたものであります。

加藤神社

大手水鉢

この大手水鉢は清正公の重臣大木邸使用のもので、現在熊本三手水鉢の第一と言われている。(現地案内板より)

加藤神社9

忠広公ゆかりの松

加藤清正公の嫡子・忠広公は、寛永9年(1632年)出羽国庄内に入流されました。入流の地、丸岡館から眺望される金峰山にありし松の実生を持ち帰り移植したものである。(現地案内板より)

加藤神社8

加藤神社13

加藤神社14

加藤神社15

白鬚神社

末社 白鬚神社
御祭神:白髭大明神ー導きの神(猿田彦神)
菅原道真公―学問の神
大国主神―福徳円満の神
恵比須神―商売繁昌の神
例祭日:10月5日午前10時

加藤神社17

加藤神社からみた宇土櫓

加藤神社18

加藤神社からみた熊本城大・小天守閣


熊本一覧

  熊本  熊本城  黒川  阿蘇・小国
  天草・三角   人吉・玉名  山鹿・菊池