熊本城・竹の丸
長塀の内側に位置し、広場や肥後六花園などがあり、諸櫓も現存しています。
長塀の内側、櫨方門と須戸口門の間に竹の丸があります。肥後六花園があり、桜もたくさん植えられています。
東竹の丸から天守閣を望む
東竹の丸
熊本城本丸内東竹の丸には、西南戦争の火災にも焼け残った櫓が高石垣の上に建ち並んでいます。これらの櫓群は、国指定の重要文化財に指定されています。熊本城の櫓の名称は、大きさによって呼ばれる七間櫓などと、管理者の名前に由来して呼ばれる、源乃進櫓などがあります。
肥後六花は、肥後菊(きく)、肥後椿(つばき)、肥後山茶花(さざんか)、肥後花菖蒲(はなしょうぶ)、肥後朝顔、肥後芍薬(しゃくやく)の六つの花です。肥後六花は、約200年前に、細川重賢公が有用植物を栽培したのをきっかけに、武士の園芸として受け継がれてきたものです。
肥後山茶花
肥後の名花(六花)のうちでは、最も歴史が新しい。明治12年(1879年)に同好団体「晩香会」の手で、肥後山茶花第一号といわれる「大錦」が作られた。サザンカはもともと県内に自生していたが、これは野生種から品種改良をしたものである。保存団体「肥後山茶花協会」
【特徴】花は大輪で、大きなものは直径15センチに達する。一重咲きが主だが、八重咲きもある。雄しべは梅の花の芯のようになる。色は白、ピンク、赤、赤紫、紅白絞りなどで、花期は11月~12月。(現地案内板より)
竹の丸の肥後名花園には、肥後六花が四季折々色とりどりの花を咲かせます。
熊本城肥後名花園
肥後名花は肥後椿、肥後芍薬、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後菊、肥後山茶花の名花の六花をいう。いずれも、大輪、一重咲き、純色、それに花の芯の美しさや、花と茎葉の釣り合いと品位を重視するといった共通の特徴を持っている。
第六代肥後藩主細川重賢(1720年~1785年)が家臣の精神教育の目的で園芸を奨励したため、同好会「花連(はなれん)」が生まれ、六名花の母体を築いた。かつては武士の園芸だっただけに、現在までその厳格な栽培方法が伝えられ、一部は今なお門外不出とされており、純粋種が保たれている。熊本市(現地案内板より)
肥後椿
肥後椿
肥後椿