熊本城・不開門
鬼門にあたる東北の防衛線として設けらた櫓門です。唯一江戸時代そのままに現存する櫓門です。
不開門
不開門(あかずのもん)は、国指定重要文化財です。鬼門にあたる東北の防衛線として設けられました。扉に透格子を配した古形式を残しています。
元々、熊本城は、18の櫓門と29のその他の城門を備えていたと伝えられていますが、完全な櫓門は、鬼門にあたる東北の防衛線として設けられた国指定重要文化財の不開門のみです。扉に透格子を配した古形式を残しています。
不開門(あかずのもん)
古くから丑寅(東北)の方角は鬼門と呼ばれ、不浄の気の出入りするところと考えられてきた。築城にあたっても、この方角は塞いでも開け放ってもいけないとされ、門は造るが通常は閉鎖されていた。そこから不開門と呼ばれ、死人や不浄物の搬出時にだけ用いられたという。
この門の形式は、両側の石垣の上に櫓を渡し架けて、その下が門となった櫓門で、要衝に配置されていた。復元された「西大手門」「南大手門」も同じ形式である。
往時の熊本城では十八箇所に櫓門が造られていたが、江戸時代そのままに現存するのは、この「不開門」のみとなっている。昭和8年(1933年)に国宝となり、戦後は文化財保護法の施行により重要文化財に指定されている。(現地案内板より)
不開門の石垣にとても大きな石が使われていました。
不開門の石垣の大きな石。
不開門を上っていくと、闇がり通路に辿りつくのですが、その途中の石段に可愛い豆介(和風総本家出演中)のようなわんこがいました。 主人と二人で、「あかずの門とかいっても開いとろうもん。」「ここはちょっとくらかろーもん」と冗談を言いながら歩いていたら他の方に笑われました。