熊本城・地蔵石
熊本城の中には、石に仏様やお地蔵さんの線画をしたものが残されています。平成28年熊本地震の際に加藤神社からも地蔵石が発見されたそうです。
熊本城の地蔵石
地蔵櫓門の礎石に使われていた石だそうです。阿弥陀如来仏像が線刻されています。数寄屋丸の横の石段を下った突き当りにあります。
左端に築城以前の「大永二年(1522年)壬午仲春廿日 時正 信心願主」の年号が刻まれています。熊本城が建つ茶臼山(ちゃうすやま)には、かつてかなり広い寺があり、熊本城を築城する際に板碑や五輪塔などがいくつも石垣に転用されたそうです。
阿弥陀如来板碑
蓮の花に乗った阿弥陀如来立像が線刻されています。
数寄屋丸の横の石段の途中には、地蔵石と呼ばれる大きな石があり、その石に阿弥陀如来立像が線刻されています。
「大永二年壬午仲」と書かれている様です。
「春廿日時正 信心願主」と書かれている様です。
如意輪観音板碑
本丸御殿の裏にある石にも観音様と蓮の花が線刻されていました。
如意輪観音板碑
熊本城本丸の午砲台庭園にあった大永4年(1524年)の板碑。縦長の安山岩板状石に「如意輪観音像」を線刻し、銘が左右にあり。右列に「六観音之内□一尊造立檀那延命□□」、左列に「大永四年甲申七月十二日□□□□敬白」とある。(現地案内板より)