熊本城・本丸御殿の組子欄間
花狭間欄間
この花狭間欄間(はなざまらんま)は、昭君之間に設えられている欄間です。花飾りのように美しい華奢な透かしを花狭間と言います。
熊本城の中で、様々な模様の組子欄間(くみこらんま)を見ることが出来ます。細やかで、繊細な組子欄間は、釘を一切使わずに作られています。組子は、一切釘を使わずに木を組み付けています。0.1ミリの誤差でも組み付けができなくなる、大変繊細で高度な技術です。細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施し、1本1本組付けしていくそうです。
組子欄間は、和風建築の素晴らしさのひとつです。美しいだけではなく、部屋と部屋の仕切り壁に、通風・換気・装飾の機能も併せ持つ優れものです。
この組子欄間は蜂の巣のようです。我家のレガシィのハニカムフロントグリルにもちょっと似ています。もしかして、蜂の巣欄間とか、ハニカムラティスなんて言ったりして…(ジョークです)
組子欄間の影も美しいです。欄間の影が廊下の壁に映っていました。
筬欄間
昭君之間と若松之間の仕切りの欄間には、筬欄間が設えられていました。
筬欄間は、シンプルでありながら、美しく、華やかさもあります。
筬欄間
筬欄間
欄間の影が廊下の壁に映っていました。