熊本城・本丸御殿の古田織部好みの茶室
昭君之間の広縁を挟んで向かいに、茶室があります。
昭君之間の広縁を挟んで向かいに、茶室があります。残念ながら現在は入室することができませんが、竹格子窓の間からそっと覗いてみました。
数寄屋(すきや)
織部好みの茶室。加藤清正は茶の湯を千利休に学び、古田織部の高弟であった服部道巴を200石で召し抱え、家臣の茶の湯の稽古に当たらせたといわれています。長六畳という特異な形態となっているのが特徴です。
熊本における茶道は、加藤氏の織部好みから細川氏に代わり三斉好みの特徴も受け継がれ、細川藩の茶道方「肥後古流」に継承されています。ここでは床廻りの掛物、花入れなどを掛ける釘、茶釜は三斉好みとしました。(現地案内板より)