後藤是山記念館
生涯一記者の誇りに生きた後藤是山の記念館です。
所在地：熊本県熊本市水前寺2丁目6-10
開館時間：9：30～16：30
休館日：月曜日・12/29～1/3
記念館には、是山の旧居（徳富蘇峰が命名した淡成居）があり、庭に徳富蘇峰から贈られた銀杏の木があります。
展示品には是山の作品や堅山南風の書画・葉書や与謝野鉄幹・晶子夫妻の短冊や色紙、また芥川龍之介の掛け軸、若山牧水や田山花袋等の書があります。
後藤是山（本名：祐太郎）は新聞人・文化人として活動する一方、当時あまり手を付けられることのなかった郷土史の分野にも功績を残しています。
「肥後国誌」の編纂、「肥後の勤王」の刊行など是山が手掛けた仕事は今日高く評価されています。
是山という雅号は、新聞社に入社して半年ほど経ったとき、「新聞人は雅号をもたねが人交わりができぬ」と言われて付けたもので、仏典「碧巌録」の中の「山は是山、水はこれ水」という文句に基づいています。
若い頃、九州日日新聞の署名入りの記事を読んだ他社の記者達は、その文章と雅号から老成した大人を想像していましたが、本人に会ってその若さに驚いたそうです。（後藤是山記念館パンフレットより）
後藤是山は、明治19年（1886年）大分県竹田市久住町に生まれました。
生涯一記者としての生活を貫き、昭和61年6月4日逝去。
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