夏目漱石内坪井旧宅内部
夏目漱石が暮らした家が当時の場所に残っていて、一般に公開されているのは全国でもこの内坪井旧居だけです。
所在地:熊本市中央区内坪井町4-22
営業時間:9時30分~16時30分
休日:月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日
※平成28年の熊本地震の影響により、現在は一部公開となっています。
館内には漱石に纏わる資料や直筆原稿などが展示されています。
漱石カラクリ人形
漱石カラクリ人形の制作は、厚賀昭男氏です。
※「ひもを手前に引いてください。」と書かれています。
机の縁にある紐を引くと、立派な髭が動き、漱石の猫を撫でている手が動きました。
風たちぬの黒川家のモデル
アニメ風たちぬの黒川家は、この書斎がモデルになっています。
「二郎が身を隠して仕事を続けていた黒川家の部屋は、熊本県の内坪井町にある夏目漱石の旧宅の書斎がモデルです。時代的にも合っているのですが、現在は記念館として再現展示されたものがあって、その写真を参考にしました。白い壁でなく緑がかった、ちょっと黒っぽい色合いが印象的で、この場面に出てくる壁のイメージにもなっています。」[美術監督:武重洋二](現地案内板より)
漱石先生
岡本一平作(複製)
「吾輩は猫である」執筆中の漱石像。岡本一平は、漱石の懇願を受けて漫画家の道を歩んだだけに、数々の漱石像を残している。
庭には筆子が生まれた時に産湯を使った井戸があります。
洋室
この洋間は、大正四年当時の所有者が増築したもので、漱石が住んでいた時(明治31年~明治33年)は、ありませんでした。