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峠の茶屋公園

夏目漱石の草枕に登場する峠の茶屋を記念した公園です。峠の茶屋資料館があります。資料館内には、夏目漱石の草枕に纏わる資料などが展示されています。

峠の茶屋公園1

所在地:熊本市西区河内町岳5-4
営業時間:公園は常時開放
     資料館・9:00~17:00
休業日:資料館は火曜日(祝日の場合は翌日)・12/29~1/3
駐車場:無料・約13台

峠の茶屋公園4

峠の茶屋資料館

峠の茶屋公園5

峠の茶屋公園6

越の峠の茶屋

明治29年に熊本の第五高等学校の英語教師として着任した漱石は、翌30年の暮れ友人山川信次郎と共に小天の里へ旅に出掛け、この体験が後に小説「草枕」として発表され漱石の代表作となりました。
この峠の茶屋は、漱石が道中立ち寄り草枕の中で「おい、と声を掛けたが返事がない…」の名場面で知られています。
茶屋は裏手の竹林の中にありましたが昭和10年頃に解体され、当時から掲げてあった看板だけが残っています。現在の茶屋は平成元年4月に再建され、当時の面影を偲ばせてします。
なお、漱石はもう一つの峠の茶屋(野出)にも立ち寄っており、小説では二つの峠の茶屋が一つに描写してあるのではないかと考えられます。(熊本市)
鳥越峠の茶屋にのこされている「峠ノ茶屋」の額に次のように記述がある。
夏目漱石著 草枕所載峠ノ茶屋紹介ノ為之ヲ遺ス
大正五年十二月一日 青木芳園(現地案内板より)

峠の茶屋公園7

峠の茶屋公園12

峠の茶屋公園13

峠の茶屋公園14

春風や惟然が耳に馬の鈴

漱石の名作「草枕」の中の一句です。この句にある「惟然」は、松尾芭蕉の弟子広瀬惟然(江戸前期の俳人、1711年没)のことです。
惟然は、ある日風もないのに散る梅の花を見て感動、突然に悟って、妻子も家業も捨てて僧になったという変わり者で、芭蕉の死後、その供養のため、芭蕉の句を念仏のように唱えて、日本中を巡り歩いたといわれています。
草枕の旅の中で、漱石は、ここ峠の茶屋で馬子の源さんと出会います。「じゃらんじゃらん」という馬の鈴と惟然の念仏とを取り合わせて「馬の耳に念仏」という諺を連想させっるおもしろさから春ののどかな田舎の茶屋の情景を描いたものと考えられます。
この碑は、「おい、と声を掛けたが返事がない」の名場面で有名な漱石の名作「草枕」に登場するこの峠の茶屋に、在りし日の漱石を偲び平成元年に建てられたものです。
【平成9年 熊本市】 (現地案内板より)

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峠の茶屋資料館の天井

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峠の茶屋資料館の天井

峠の茶屋公園17

とっくり

峠の茶屋公園18

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資料館内

峠の茶屋公園8

峠の茶屋公園9

かまど

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天井

峠の茶屋公園19

資料館室内

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照明器具

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わらじ

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峠の茶屋公園

峠の茶屋公園22

峠の茶屋公園では、四季折々の花々が咲きます。

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峠の茶屋公園24

峠の茶屋公園25

峠の茶屋公園27

峠の茶屋公園28

峠の茶屋公園29

峠の茶屋公園30

峠の茶屋公園3

峠の茶屋公園2


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