曹洞宗 霊峯山 岳林寺
天平宝字年間に建立された曹洞宗のお寺です。天正年間の隈本城主・城親賢(じょう ちかまさ)公の墓があります。
所在地:熊本県熊本市西区島崎5-40-48
参拝時間:常時開放
駐車場:無料・約25台
建立:天平宝字年間(757年~764年)
文豪・夏目漱石が、明治30年(1897年)の大晦日に、ここから小天温泉まで歩いたという草枕の中に出てくるエピソードが有名です。また、熊本の植木市を始めたと言われている城親賢公の墓もあります。今でも植木市が始まる前の1月20日前後には岳林寺で墓前祭が行われています。
山門には一対の一刀彫仁王像がいらっしゃいます。山門の上部には、木像の四天王像や羅漢像が奉納されています。
左輔金剛
向かって左 右弼金剛(うひつこんごう)
高さ:2.8m 胸回り:1.8m 重さ:583kg
向かって右 左輔金剛(さほこんごう)
高さ:2.8m 胸回り:1.8m 重さ:580kg
製作者:台北市・林維光氏
奉寄進:金婚記念・横山菊雄・スズエ
霊峰山岳林寺 第五世 慧海元峰代
平成元年拾壱月吉日 (現地案内板より)
右弼金剛
岳林寺木造金剛力士像阿形
左輔金剛
高さ:2.8m 胸回り:1.8m 重さ:580kg
岳林寺木造金剛力士像吽形
右弼金剛
高さ:2.8m 胸回り:1.8m 重さ:583kg
左輔金剛
これだけの大きさで木製一刀彫の仁王像はすごいです。筋肉隆々で忿怒の相の仁王様です。眉が黒くて太く、目力があり、迫力があります。
右弼金剛
静かな表情です。ちゃんと手相まで彫られていました。
本堂
霊峰山 岳林寺の扁額
霊の字は本当は、雨冠に四そしてその下に玉と書いていました。
山門の彫刻 紋は丸に並び鷹の羽の様です。