釣耕園
細川家五代藩主綱利が作った「お茶屋」と呼ばれる別荘の一つです。
所在地:熊本市西区島崎5丁目
細川家五代藩主・細川綱利が作った「お茶屋」と呼ばれる別荘の一つです。細川家5代の藩主綱利がある時ここに続弾右衛門を伴い、お茶屋とその周辺の土地を杖で指し示して弾右衛門に与えました。以来続家ではこのお茶屋を「お杖先」と呼んで大切にしてきたそうです。
その後細川藩の中老で漢詩人の米田波門が、その景観を「釣月耕雲」と詩に詠じたことから、「釣耕園」と名づけられました。
庭園は飛石を配した広い池に山渓を取り入れたもので、4月下旬から5月上旬ごろには、南側の崖にたくさんのしゃくなげが花をつけます。
それにしても、「雲を耕し月を釣る」とは、ダイナミックな表現ですね。
「月釣」と記された額が掲げられていました。
窓ガラスに「釣耕園」と書かれていました。
苔むした切石に光が当たり、綺麗でした。