ジェーンズ邸
熊本初の洋風建築であり、日本赤十字発祥の地でもあります。
所在地:熊本市中央区水前寺公園22-16 開館時間:9:30~16:30 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日が休館日) 駐車場:約10台分
日赤記念館ジェーンズ邸 Japan Red Cross Memorial Museum Janes’Mansion
熊本県指定重要文化財 洋学校教師館 昭和46年4月21日指定
明治4年(1871年)から明治9年まで、熊本城跡の古城(現、第一高等学校)に開設された熊本洋学校に招かれたアメリカ人教師ジェーン図が居住していたので、ジェーンズ邸といわれている。
この建物は、長崎から招かれた大工によって建てられたコロニア風木造二階建てで、ベランダの天井には菱組みが用いられ、柱頭にはブドウの図柄が刻まれており、熊本県内で現存する洋風建築としてはもっとも古い。
明治10年、西南戦争のとき、征討総督有栖川宮熾仁親王の宿舎となったが、そのとき佐野常民らが出した博愛社(後の日本赤十字社)創設願が許可されたので、日本赤十字の記念建造物となった。
その後、南千反畑町、水道町と移築され、日本赤十字熊本県支部となっていたが、日本赤十字熊本県支部の長嶺町移転に伴い、熊本市が譲り受け、昭和45年、現在地に移築復元したものである。[熊本県教育委員会](現地案内板より)
日本赤十字発祥の部屋
日本赤十字の前身である「博愛社」の設立が許可された部屋です。西南戦争中の明治10年(1877年)5月3日のことでした。
当時、ジェーンズ邸は征討総督本営として使用されており、この部屋で征討総督 有栖川宮熾仁親王から佐野常民へ許可書が渡されました。(現地案内板より)