普門院
広大山神宮寺普門院
所在地:福岡県朝倉市杷木志波5376
普門院は福岡県で一番古い鎌倉時代代表の仏寺建築物です
普門院山門
普門院は、天平19年(747年)聖武天皇の勅願をうけ、行基が筑後河畔に創建したものが、度重なる水害のために現在地に移築されたものと伝えられています
普門院本堂
本堂は『筑前国続風土記』に「この寺の仏堂広からずと雖も、その営作の精巧なること国中第一なり」と記されており、桁行三間梁間三間の宝形造りで、総本瓦葺き、四周に緑をめぐらせています。昭和の解体修理で、もとは桁行五間梁間四間であったことがわかりました。
建築様式はいわゆる和様ですが、天竺様式・唐様式もわずかながら混入しており、鎌倉時代末期の建造と考えられています。
国指定重要文化財 普門院本堂
新緑と普門院本堂
普門院本堂の屋根
瓦と朝顔
普門院 本尊十一面観世音立像は、神亀元年行基菩薩によって造られたもので、木製漆塗りの高さ1.74メートルの立像で寺伝によると聖武天皇等身大の仏道といわれている。 春日様式といわれる厨子は素朴の中にも優雅さを漂わせている。(現地案内板より)
本堂側面から
ビャクシン
樹齢350年以上のビャクシン(伊吹)の古木
福岡県指定(昭和57年4月1日)天然記念物
ビャクシンは桧科に属する常緑高木である。
高さ7.6メートル、根回り3.7メートル、枝張り3.7~8.2メートル。
幹が斜めに伸びているのが特徴で推定樹齢「350年」(現地案内板より)