芦屋町歴史民俗資料館
芦屋歴史民俗資料館
所在地:福岡県遠賀郡芦屋町山鹿1558-3
芦屋町は、遠賀川河口の港町として発展し、かつては「芦屋千軒、関千軒」と称され、山口県の下関とも肩を並べたほどの港町でした。また、古代にさかのぼると、縄文時代後期から古墳時代にかけての遺跡が点在しています。館内には、考古資料から農耕具、商業・交易関係品、漁具や宗教、芸能などの収集品約6000点が収蔵されています
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)・年末年始
入館料:大人(中学生以上)200円・小学生100円
芦屋町歴史民俗資料館と芦屋釜の里の共通券:大人300円・小学生150円
1階は収蔵展示室、2階は常設展示室と企画展示室と多目的室があります。
八朔の馬
芦屋町には300年前から伝わる伝統行事「八朔の節句」があります。この節句は、長男が生まれ、初めて迎える八朔(旧暦の8月1日。現在の9月1日)の時にわら馬(八朔の馬)を飾り、その子の成長を祈る行事です。長女の場合はだごびーな(だんご雛)を飾ります。
ぬりかべ
筑前遠賀郡の海岸地帯の夜道に現れる怪異。寂しい夜道を歩いていると、突然、行く手を壁のようなものが塞ぐ。壁の横へ横へと行っても前に抜けることが出来ない。どうにも前に進めず立ち往生してしまう。この手の怪異に遭遇した時は、とりあえず冷静になることが肝要のようだ。棒で下をはらうと消えるそうだが、上の方をはらっても効き目はないという。『妖怪談議』柳田国男より
旅の疲労などで血糖値が下がり、冷静な精神状態でなくなったり、疲労感で動けなくなるとか、局地的な火山性ガス、腐植性二酸化炭素、酸欠等による現象との諸説もある。漫画家・水木しげるによってキャラクター化され有名になった。(現地案内板より)
薬種商 塩田屋 寄贈史料
開業は宝暦3年(1753年)。上方・長崎から薬種を仕入れ、旧遠賀郡一帯に売り捌いていた。塩田久兵衛が長崎に行って、薬種商五島屋重蔵方に奉公しているうち、前野良沢(中津藩)からオランダ医学の手ほどきをうけた。京都に上って医業に従い、良沢伝授の薬剤を用いていたら、他の医家たちの攻撃をうけ、幕府の咎めにあって、遠島になり、島で死んだ。一子久右衛門は、芦屋に帰り、薬種店をつづけた。
文政5年(1822年)西日本一帯に嘔吐してコロリと死ぬ「トンコロリ」という疫病が流行し、多くの人が死んだ。久右衛門は、下剤の妙薬である(菌名:ブベ・和名:石菖)を船に積み込んで芦屋津を出帆し、各疫病地をかけまわり、薬代は三包で18文、治らなけらば薬代はもらわる、と宣伝し売った。これがよく効くので、飛ぶように売れたという。(現地案内板より)
古い看板
吸入器
古い掛け時計
古い置時計
蓄音機
ラジオ
陶器のたる
日本酒の一升瓶
窓乃梅と菊正宗の一升瓶