旧松本邸のマントルピース
西日本工業倶楽部
所在地:福岡県北九州市戸畑区一枝1-4-33
旧松本邸の西洋館内には、素敵な暖炉やその前に置かれたファイヤースクリーンがあります。NHKの「美の壺」でも紹介されました。
大広間の暖炉
大広間の暖炉は、従来四角いマントルピースを丸い形にデザインされています。天然大理石をダイナミックに使ったマントルピースのデザインは斬新です。大理石をじっくり拝見すると何やら化石らしきものもみえます。
二階和室の暖炉
西洋館二階の和室には、和室には珍しく暖炉があります。マントルピースの代わりに障壁画が飾られ、四季の草花が描かれています。
高島北海が描い植物画
日本画家、高島北海が描いた細密な植物画が暖炉の障壁にも施されています。白い花、緑の葉が鮮やかでした。貼り付け壁も高島北海による彩色画が施されています。
高島北海が描いた細密な植物画
西洋館1階第一会議室の暖炉
暖炉の前に置かれたファイヤースクリーン
ファイヤースクリーン
石炭箱
石炭箱もアール・ヌーヴォー様式という凝りようです。
石炭箱
W330×D500×H385
材料:チーク、中ブリキ張り、ラック仕上げ
様式・特徴:黒檀象嵌模様入り、アール・ヌーヴォー
当初の位置:客室
置時計
置時計は、蒸気ハンマーによる鍛造をかたどった置時計、1979年のパリ製です。ゼンマイ式でハンマーが振り子の役割を果たしています。
その他、書斎の机、広間用長椅子、花台、木製でシート部分が革張りの長椅子、小椅子、鏡付き化粧台、洗面台なども素敵なものばかりです。