旧八幡図書館
旧八幡図書館
所在地:福岡県北九州市八幡東区尾倉2-6-2
旧八幡図書館は、戦後日本を代表する建築家・村野藤吾が設計した建物です。老朽化などのため2016年6月に取り壊されました。
竣工:昭和30年(1955年)
構造:鉄筋コンクリート造・3階建て
設計:村野藤吾
1階部分にピロティと移動図書館基地を備え、2・3階部分に閲覧室と書架を配した機能的なモダニズム建築でした。設計者・村野藤吾による外観のデザインも遊び心に溢れる。大小の窓とバルコニーのリズミカルな配置、白い鉱滓煉瓦と黄身を帯びた特殊煉瓦の組み合わせが伸びやかな幾何学模様を描き出しています。
丸窓には、桜、小鳥、月と星、本が描かれています。
北九州市は跡地での記念碑建立のため保存している外壁レンガの一部などを、村野の出身校の小倉工高に譲渡し、同校はモニュメントを造り、校内に展示する計画で「ものづくりの精神を受け継ぎたい」としています。外壁レンガ約40枚と丸窓、手すりなどを譲り渡しました。
国境石
豊前国と筑前国の国境石です。北九州市八幡東区尾倉二丁目6番、旧北九州市立八幡市立図書館の前にあります。残念ながら上下が欠けています。ちょうど桜が満開になった後で、桜吹雪に埋もれていました。