須賀神社
須賀神社
所在地:福岡県北九州市小倉北区須賀町12番24号
須賀神社は、古くは若一王子社と呼ばれた神社で、江戸時代元和3年(1617年)に再建されました。小さくて可愛い狛犬が一対あります。
須賀神社は古くは「若一王子社」といい、今でも地元の人は「にゃっこうじさん」と呼んでいる。前の橋の名も「若一王子橋」である。
この神社の歴史は古く、平安初期の元慶元年(877年)の創建という。この年三鏡山(小文字山)に怪火があり、富野村では悪疫が流行し多数の死者が出た。ある日、村人が山中で出会った童子に「我は須佐之男命の化身なり。悪疫を終わらせたくば我が宮を建てよ」と言われた。村人たちは山中に祠を建て「若一王子社」と呼んだ。やがて、悪疫は収まり平穏な里になった。
応永年間(1400年頃)裏山の若王子城主門司一徳斉俊親が、山中の祠を今の所に移したが、戦乱が絶えず神社も荒廃した。
江戸時代になって、村人たちは藩主細川忠興に神社の再興を願い出て、元和3年(1617年)130年ぶりに再建した。
また、江戸中期の有名な儒学者荻生徂徠が、近くの小笠原藩家老の別荘「忘言亭」に来た時、神社にも立ち寄り「四海太平 少将之春」の書を残している。
北九州市小倉北区役所 (現地案内板より)
鳥居と狛犬
鳥居
須賀神社の石碑
小さな狛犬阿形
石鳥居の前に、小さな可愛い狛犬が一対ありました。一般的に狛犬は台座の上に居るのですが、こちらの阿形の狛犬は、石の台座によじ登ろうとしている姿です。
小さな狛犬吽形
吽形の狛犬は石の台座に乗っています。