到津八幡神社
到津八幡神社
所在地:福岡県北九州市小倉北区上到津1丁目8-1
元々到津にあった社に、文治4年(1188年)宇佐八幡大神を勧請したことによって、到津八幡神社と呼ばれるようになりました。その後の時代の歴代藩主から、「小倉城の産土神」として大切に扱われてきました。また企救郡大社として、地元の人々の信仰が篤い神社です。
御祭神
息長帯比売命(神功皇后)・品陀和気命(応神天皇)・宗像三女神・豊日別命(豊前国の守神)
境内社
勘定錦春稲荷神社(商売繁盛の神)
若宮神社(須佐之男命・大雀命・顕宗天皇)
貴船神社(龍神・止雨・祈雨)
水神社(水を司る神)
御事蹟
神宮皇后は御征韓の後、宇美の里で応神天皇を御出産なさいました。長門豊浦宮に還幸の際、御船をこの所の津(港)にお寄せになりました。これが到津(津に到る)と云う地名の起源であり、千古の霊跡を伝えるものでございます。後に一祠を建て皇后の和魂をお祀りいたしましたのが当社の始めでございます。
神功皇后は身重のまにまに戦場に赴かれましたが、その大いなる御神力にて胎中の応神天皇を守護され、お導きになられました。以来人々は安産を祈り、社前の川の水を産湯として汲み用いてきました。因って川名は産川(ウブカワ)とも呼ばれています。(現在の板櫃川)
文治4年(1188年)宇佐神宮より宇佐八幡大神を勧請しました。『豊前國誌』には次のように記されています。
「宇佐八幡宮御分社中に於いては第一の御社柄といひつべし」
また、細川氏、小笠原氏の尊崇も厚く企救郡大社と称せられ、現在に至ります。
明治5年 千三百年祭・大正10年千三百五十年祭・昭和49年千四百年祭・昭和59年千四百十年祭(現地案内板より)
本殿
現在の建物は明治29年に建て替えられたものです。手前が拝殿、その奥が幣殿、更に奥が本殿となっています。祈願等の参拝の皆様方々が参列される手前の拝殿は、昭和49年に斎行された千四百年祭で改築されたものです。
安産祈願・初宮詣・交通安全(車のお祓い)・家内安全・商売繁昌・厄除祈願・敬老健康長寿祈願・病気平癒祈願・心願成就祈願・合格祈願・八方除け・除災招福祈願・神恩感謝(お礼参り)・願掛けなどの祈願に訪れます。
狛犬阿形
狛犬吽形
狛犬阿形
この狛犬は大きな口を開けて、笑っている様に見えます。
狛犬吽形
鐘楼
鐘楼の屋根