福聚寺の庭
福聚寺
所在地:福岡県北九州市小倉北区寿山町6-7
福聚寺の庭には、様々な草木が植えられています。
松、蘇鉄、桜、紅葉などが植えられています。
宗因桜
西山宗因に因んだ、枝垂れ桜です。
西山宗因は慶長10年(1605年)肥後八代に生まれ、加藤正方に仕える。28歳の折、故あって、山城国伏見へ住む。後、浪花に移り北村季吟の俳諧を学ぶ。正保4年大阪天満連歌の点者となり、これより文運が開ける談林の額を掲げ基の祖となる。寛文4年60才の折、小倉に来り、小笠原忠雄元服祝いの一句を献ず。滞在中広寿山開祖即非禅師に謁ず。翌年小倉に再遊城主忠真公の70歳の賀を祝し、小倉城千句を献ず。寛文9年三度来小倉の折、広寿山二代法雲禅師に依り剃髪得度する碑面の句は其の折の作である。宗因門下には、井原西鶴始め数多くの文学者が出た。芭蕉も談林調を学び、正風俳諧を開眼した後に(宗因なくんば我俳諧はあらず宗因は斯道の中興なり)と称賛している。宗因が三百年の昔小倉藩を中心に北九州の文化圏を形成した偉大な功績に敬意を表す。
當山 (現地案内板より)