無法松之碑
無法松之碑
所在地：福岡県北九州市小倉北区古船場町1-27
小倉出身の作家・岩下俊介の小説「富島松五郎」及び、映画「無法松の一生」の主人公富島松五郎を愛する地元の有志らが1959年3月4日に、無法松之碑を建立しました。
無法松は、小倉出身の作家、岩下俊作の小説「富島松五郎伝」の主人公で、映画「無法松の一生」で知られています。松五郎は架空の人物ですが、彼を愛する地元の有志らが1959年3月4日に、この無法松之碑を建立しました。
古船場町の人、富島松五郎は無法松の名をもってしられたが、その性純情にて清爽、裏切の生涯は我等の胸を打つものがあった。無法松は岩下俊作の詩と夢の世界に生まれた永遠の人間像である。市井の歌である。美と愛の精神である。
劉 寒吉 識 （碑文より）
古船場三丁目 独身者の松五郎が住んでいた町で、此の町は俥夫、羅宇の仕替、香具師、土方等の自由労働者達が大勢住んでいた。そしてこの町には木賃宿が三軒もあって、渡り鳥の様に町から町へ漂泊する猿回し、オイチニの薬賣り、山伏等がいつも一杯だった。
富島松五郎傳より （現地案内板より）
