平尾台
平尾台自然観察センター
所在地:福岡県北九州市小倉南区平尾台一丁目4番40号
紹介文
平尾台の歴史
約3億年前のこと、赤道近くのあたたかい海にできたサンゴ礁で、平尾台のもととなった石灰岩が堆積しました。海洋底プレートの運動によって、今の位置まで移動してきた石灰岩は、地下深くにおしこまれました。その後、熱いマグマの熱を受けて今のような結晶質石灰岩に変りました。
大断層が生じて香春岳が離れたり、阿蘇カルデラの噴火で厚く火山灰におおわれたこともありました。カルスト地形ができ、地下には鍾乳洞ができました。ナウマンゾウやオオツノジカなどがすんでいました。長い長い年月ののち、今の平尾台になりました。
遠くから見ると、山に羊の群れが遊んでいるようにみえるので、羊群原と呼ばれています。(現地案内板より)
羊群原
羊群原(ようぐんばる)は、白色で丸みを帯びた延長ピナクル(石塔)が、ちょうど草原で遊ぶ羊に似ています。ピナクルの間の溝をカレンと言い、カレンのある原野をカレンフェルトと言います。(現地案内板より)
大平山(おおへらやま)
南斜面に広く半裸出カルストが広がっています。白く丸い石は、円頂ピナクル(石塔)です。ここからかがり火盆地まで羊群のプロムナードです。(現地案内板より)
千仏鍾乳洞
約1000年前(西暦938年)に千佛寺が建てられたのが名の起こりです。洞口から水の流れ出る階層構造のある洞です。洞天井につらら石、洞床に石筍、洞壁に流れ石などがあります。(現地案内板より)
鍾乳洞の中はとっても涼しくて気持がいいです。奥の方はかなり狭くなっていて、探検隊の気分を味合うことができました。
牡鹿洞
洞口部は、垂直に切り立った竪穴で、それに続く斜洞と、それとは成因の異なる水流を持った横穴とから成ります。シカの化石が産したことで命名されました。ナウマンゾウの臼歯も産しました。(現地案内板より)
平尾台自然観察センター
平尾台の自然、歴史、平尾台の動植物、カルスト台地、鍾乳洞についてなど、色々なことを学ぶことができます。
入館料:無料 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30)
※夏休み期間中無休(開館:10:00 閉館18:00)
休館日:毎週月曜日(但し月曜日が祝日の場合はその翌日)・12/29~1/3