小倉城のお濠
小倉城
所在地:福岡県北九州市小倉北区城内2番1号
小倉城は濠に囲まれた城です。
城の東を流れる紫川、西を流れる板櫃川を天然の濠とし、紫川に合流する寒竹川も濠として利用し、寒竹川流域の三本松附近から北、海に至るまで濠を掘り、これを東の外濠にしました。
城の東を流れる紫川、西を流れる板櫃川を天然の濠とし、足立山を源として旦過橋付近で紫川に合流する寒竹川も濠として利用し、寒竹川流域の三本松附近から北、海に至るまで濠を掘り、これを東の外濠にした(現在の砂津川)。紫川から東の外濠まで約1キロメートルの間の地を開発して、碁盤目の町割りをし、新たに東曲輪を造成した。
この城の特徴として、次のようなことが考えられる。本丸・松ノ丸・北ノ丸を中枢部とし、その北・西・南に二ノ丸、二ノ丸の西・南に三ノ丸を設け、それぞれを濠で囲んだ。本丸の天守閣を中心として、東側と北側はそれぞれ三重の濠、西側は四重~五重の濠、南側は四重の濠で囲まれていた。
城の石垣は切り石を使わず、主として足立山から切り出した野面石で、まことに堂々としており細川忠興自慢の一つであった。寒竹川流域の三本松付近と板櫃川流域の平松地蔵橋付近の二カ所に水門を設け、いざというとき水門を閉じれば川の水が溢れて一面泥海となり、城攻めの敵軍は動きがとれなくなる設計にしていた。(現地案内板より)
お濠には、鯉が泳いでいました。
お濠には、菖蒲が咲いていました。
リバーウォークが見えます。