筑前琵琶・平家物語
門司港レトロにて
筑前琵琶 早鞆旭会の演奏
門司港レトロ 多目的広場(日中友好国際図書館の左隣です)にて、早鞆旭会(はやともあさひかい)の筑前琵琶の演奏が行われていました。
門司港レトロの街並みに筑前琵琶の音色と平家物語が響きます。
筑前琵琶は、千年を越える琵琶の歴史の末に、明治時代、 博多生まれの初代 橘旭翁が創始した、近代的な芸能琵琶です。それまで四絃(しげん)だったものを、弾きやすく、また、音色が多彩な五絃に改良して、 歌も七五調のわかりやすいことばのものが、多く作られています。この五絃の筑前琵琶は、琵琶独特の感情を強く残しながらも、音域を広げ、絃をかき鳴らすと、ひとつの音が波打つ余韻となって響きます。
この筑前琵琶の華やかで物悲しい旋律と、平家物語の歴史のひとこまひとこまが切なく耳に届きます。