御衣黄
白野江植物公園
所在地:福岡県北九州市門司区白野江2丁目
御衣黄(ぎょいこう)は、白と黄緑と緑のコントラストが美しい桜です。咲いてまもなくは中心部にピンクの線がみえますが、このピンクの線が次第に赤味を増してきます。
ギョイコウ
Prunus lannesiana cv.Gioiko
バラ科 開花時期:4月中旬~4月下旬
花は薄緑色で、特異な花色であるため珍重され、かなり広く栽培されています。
御衣黄はつぼみの時は、少し濃い目の黄緑ですが、花が開くと黄緑と白のコントラストが大変美しい花です。
中心部から放射線状にピンクの線が入っています。開花後時間が経つと、赤味が増してきます。名前の由来通り、正に貴族の衣服の萌黄色の花です。大変美しい御衣黄の満開の様子を観る事ができて感動しました。
桜といえば、白か淡いピンク、もしくはピンクというイメージでしたが、 この緑の桜、浅葱色の御衣黄は爽やかで新鮮な桜でした。
白野江植物公園には、入口広場の休憩所の前に大きな御衣黄の木があります。 また、木漏れ日広場の方にはもっと大きな御衣黄の木があります。
緑の桜というとすごく珍しく感じるのですが、意外と全国各地にあるそうです。 大分県別府市の大分県温泉熱花き研究指導センターにもあります。 御衣黄は、ソメイヨシノなどの一般的な桜の開花時期より少し遅れて開花時期を迎えますので、ピンクの桜の花が散る頃満開になります。