白野江のサトザクラ(
白野江植物公園
所在地:福岡県北九州市門司区白野江2丁目
白野江のサトザクラは、福岡県指定天然記念物に指定されています。通称母子桜と呼ばれるこのサクラは、4月中旬ごろ新葉とほぼ同時に淡紅色の花を咲かせます。サトザクラとは、オオシマザクラがもとになった自然交雑種や人口交雑でつくられたものの総称です。
樹高:5.0m
胸高幹囲:3.3m
枝張り東西:8.5m
枝張り南北:8.0m
この白野江のサトザクラは、樹皮や花の形はオオシマザクラに似ていますが、花柄とよばれる花を支える枝上の部分や、がく筒にかけて細毛が見られるという点で、オオシマザクラや一般的なサトザクラと異なる特徴を持つ珍しいサクラです。昭和46年の台風による塩害で樹勢が衰えていましたが、平成8年2月の治療や土壌改良により蘇りました。
母子桜
こんもりとした大きな白野江サトザクラが丁度満開でしたので圧巻でした。頭上を覆うように淡紅色の花がぎっしりと咲き、ほのかな桜の香りが優しく辺りを包んでいました。