ダットサン
DATSUN
1975年7月に、日産自動車九州工場」としてエンジン工場を操業開始。1976年12月23日ダットサン生産開始。尚、生産第1号車は福岡県に贈呈され、現在は福岡県工業技術センター機械電子研究所(北九州市八幡西区則松)に常設展示しています。
ダットサン620型
九州で生産された車第1号
当時公務員の初任給が75円、ダットサンは1,900円(約2年分の給与に相当)
九州で生産された車第一号
製造会社名:日産自動車株式会社九州工場
車種:ダットサントラック 1500cc 77ps 1t
製造年月日:昭和51年12月23日
ダットサンの歴史
1914年(大正3年):橋本増次郎氏が快進社自動車工場を設立
1926年(昭和元年):実用自動車製造株式会社と快進社自働車工場が合併し、ダット自動車製造設立
1930年(昭和5年):試作車完成
1931年(昭和6年):量産車10台を発売し、DATSON(ダットソン)と命名。
1933年(昭和8年):日本産業株式会社の総帥であり、戸畑鋳物株式会社(現在の日立金属)の社長の鮎川義助氏がダット自動車を吸収し、自動車製造株式会社を設立
DATSONでは、損(SON)をイメージするのでよくないということから、SON(息子)から太陽(SUN)に変え、DATSUNと改称
1934年(昭和9年):社名を日産自動車株式会社へ改称、鮎川義助氏が取締役社長に就任
(日産九州工場のあゆみ展 日産自動車の歴史より抜粋)
DATSUN
ダットというのは、試作車の開発協力者の三人のイニシャルをとってダット自動車としたそうです。(D=田健次郎氏、A=青山禄郎氏、T=竹内明太郎氏)またそこには、脱兎の如く(脱兎号)という意味も込められていたそうです。そしてダットサンは、「ダットの息子=DATSON」という意味で名付けられたそうです。